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写真旅行記 台湾③ 〜旅行中にバズる〜 

朝食を買うのもまだ慣れてない


台湾2日め。朝食を買いに。台湾には、昼までやっている朝食専門の店が結構ある。香川の昼だけやっているうどん屋みたいなものかも。

ホテル近くの『美好美快餐』へ朝食を買いに。人気のお店でローカルが次々足を運んでいく

その場で食べている人もいるけど、ビニール袋にクレープや、サンドイッチ、豆乳を入れてテイクアウトする人が多い。朝食のテイクアウトが多いのはタイも同じだった。あまりの人だかりにまだまだビビって、出来合いのサンドイッチと豆乳だけ注文。ソイミルク、で通じる。

国立故宮博物院へ

九份も行ったし、まずは観光を抑えておくか、という気分に。
国立故宮博物院へ。地下鉄の士林駅(Shilin)からバスに乗り換え。バス停ではみんな待っているし、バス自体に「故宮博物院」と書いてあるのでわかる。漢字が読めてよかった。

仲の良い、おばあちゃんとお孫さん。色使いの組み合わせがかわいい

土曜日だったけれど、朝から行ったので空いている。混む前に有名な展示物を抑えておこうっと(ミーハーな部分も自分にはちゃんとある)。昨日まで一緒にいた友人は、台湾には5,6回は来ているけど、故宮には来たことがないと。徹底したグルメ旅でそういうのもいい。

広大な敷地だけど、ガイドマップには有名展示物が写真とともに、どの部屋にあるか教えてくれるのでわかりやすい。

『象牙多層球』 20層以上からなり、そのすべての層が回転するようにできている。親子三代で作ったとも、120年かかったとも言われていて、謎らしい。割れないようにほんの少しずつ削るしかないだろうから、100年かかるかも
こういうのを見る度に、スマホとかYou Tubeとかがない時代の人じゃないと作れないよなと思ってしまう
有名な角煮に似ている『肉形石』。碧玉(へきぎょく、ジャスパー)を染めたり、毛穴に似せるために、穴をあけたりしているそう。まだ人が少なく貸し切りで見れた
有名な翡翠でできた白菜『翠玉白菜』は貸出中。キリギリスが止まっていたりして芸が細かい

各時代にいた「やってやろう」という人

こういう広大な博物館は全部見ようとすると、1日あっても足りないので、ざっと見ながら、目に止まったものだけを解説読んだり、丁寧に見ていく。

特別展も色々行われていて、来るたびに楽しみがあるとか。この日は「嗅ぎタバコ」をいれる小さな小瓶がたくさん
伝統を守るだけではなく、各時代にいた「やってやろう」という人が作ったっぽいものが気になる
古代にもいた自由人が作ったんじゃないかな
スチームパンクとも、鳥山明の世界とも言えそうな
鹿模様は珍しいような。奈良公園
ひらがなと漢字のセッション?

椅子が多く用意されているので、休憩しながらだけども、それでもやはりすっかりくたびれはて。昼食やコーヒーを探し求めて、士林駅をウロウロ。

コンビニで売っているものが違うのも楽しい。こちらは『茶葉蛋』(ツァーイェダン)。卵を調味料とともにお茶で煮込んだものだとか

路地裏ディスティネーション

昼食を探しに、路地裏をウロウロする。

路地裏は、人々の生活がよくわかる。休憩したり……
洗濯物がかかっているのも好き
情報量の多い、勝手口
絶対に猫を通らせないという意志
偶然が生み出すアートに惹かれる
反射するものは、よく撮る被写体
オブジェになってしまっている、元なにか
どうでもいい雑草たち

博物館に行こう、とは決めていたものの、その最寄りのわりとどうでもいい駅の路地をこんなに散策するとはもちろん決めていなかった。目的地とは違う路地の探索が、そこで撮る写真が、予定していたものではない余白が、振り返るといちばんの目的になっていたな、ということはよくある。端的に「#路地裏デスティネーション」と名付ける。

アウトドアショップではモンベルや、キャプテンスタッグなど日本のメーカーが人気のようだった
駅から少し離れたカレー屋さん『隠咖哩』へ。さっぱりとした優しいお味

注文票の漢字がわからなかったけれど、他のお客さんが優しく教えてくれる。ネギや玉ねぎを入れていいかどうかを中国語で聞かれていたようだが、わからなくて店員さんが現物を見せて確認してくれた。一度聞いてポカーンとしていると、次からは英語で聞いてくれたりする。

日本人がオーナーなのかどうかわからないが、出るときには「ありがとうございました〜」と店員みなさんで日本語で声をかけてくれる。イタリアンのお店でイタリア語を使うみたいな感じなのかもしれないが、新鮮。

昭和の喫茶店が落ち着く問題

カレーを食べたらコーヒーが飲みたくなる。おしゃれなカフェは今は世界中どこでも本当にたくさんあるので、むしろ昭和の喫茶店みたいな方がうれしい。

『南美咖啡』へ。オレンジ色のシャネルの服を来たおばさんが手前には座っていた

台湾はコーヒーの産地。阿里山のコーヒーがあったので、注文。

熱々で、柔らかなコーヒーでとても美味しかった

マダム同士で談笑したり、一人でクロスワードパズルみたいなのを解いているおばさんがいたり、少し年を重ねた人たちがコーヒーを飲む場所、という感じなのは日本の昭和の喫茶店とまったく同じ。雰囲気もまったく同じで面白い。こっちに自意識の矢印が飛んでくるようなおしゃれな場所は、年を重ねるとともに辛くなる。

観光スポットを制覇してやろうかという気に。
もっとも有名なお寺、龍山寺(ロンシャンスー)へ向かう。地下鉄で、龍山寺駅へ。

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