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「服を買う時に失敗しない方法」はデザイナーの意図を汲み取ること

ファッショニスタには程遠い自分ですが、ここ2年ぐらい自分なりに服に向き合ってきて得た重要な気付きをメモ。


それは、

その服をつくった人たち(デザイナー)の意図を汲み取ろう

ということ。


デザイナーは、みんな大天才。

少なくとも、イラストひとつ書くことができないわたしなんかよりも(笑)、何百倍も美的感覚に優れている。


その意味で、センスのない自分の意思よりも、世の天才デザイナーの意図を尊重したほうが、うまくいく可能性は高いはず。


もちろん、自分でコーデを考えたり、アレンジすることはファッションの醍醐味のひとつです。

しかし天才たちのデザインをそっくりそのまま楽しむのも、やはりファッションの楽しみ方のひとつと言えるだろう。


そして初心者なら、なおさらデザイナーを尊重したい。

むしろデザイナーとの有形無形の対話を繰り返すうちに、ユーザーにも自発的な意思が少しづつ芽生えてくるものだと思う。


そしてベストは、自分の意思とデザイナーの意図が限りなく合致した服を買うこと。

そうすれば失敗もなくなるはずだ。


では、その「デザイナーの意図」はどこに隠されているのだろう?

デザイナーの意図① LOOKBOOK

ほとんどのブランドのウェブサイトには、LOOKBOOKというページが設けられている。

LOOKBOOKとは、そのシーズンの服の着こなしをチェックできる写真集。


なんとなくの雰囲気を見るのだけれど、大切なのは、

重ね着をしている or してない
ボトムスは腰で履いてる or ハイウェストで履いてる
裾にクッションを入れてる or 入れてない
トップスの袖はまくっている or まくっていない
タックインしてる or してない

などなど、具体的に「どうコーディネートを組んで、どう着こなしているか」を見ること。


つまるところLOOKBOOKとは、デザイナーによる

この服は、こう着ると最大現にポテンシャルが引き出されるよ!

という提案だと言える。


もしかしたらそこから逆算して服をデザインしているとも言えるかもしれない。

おそらくLOOKBOOKが一番デザイナーの意図を汲み取れる場所で、必ずチェックしたいところ。


ユニクロでもUniqlo UやUNIQLO and JWAndersonになると、必ずLOOKBOOKページが用意されている。

インラインだと公式スタイリングのページがそれに準ずると思われる。

デザイナーの意図② about

ウェブサイトの「about」のページには、たいていブランドの思想が綴られる。


例えば、スティルバイハンドというブランドだと、

「ユニークさのあるベーシック」
ヨーロッパのとあるショップオーナーさんの言葉で、
「プレーン。シンプル。それでいて繊細」。
もしあなたがこういった服をお探しなら
何か見つかるかも知れません。

見せびらかすための物にはならないかもしれないけれど、
日々の生活に少しの変化をもたらす物。
そんな洋服をおとどけ出来たら。そう考えています。

と書かれています。

これだけでも、

「ふだんライトオンで服を買う人より、無印良品で買う人のほうが相性が良さそうだ。」
「いつもアメカジの自分からすると、挑戦的なブランドだ」

なんて分析できそう。


ブランドのメッセージから、そのブランドのおおむねの世界観が読み取れる。

これもデザイナーの意図を読み取り、自分との相性を図るための重要なヒントになる。

デザイナーの意図③ 商品画像

最後は商品画像。


それぞれの商品の個別ページでのモデルさんの着こなし。

これもLOOKBOOKに次いで参考になる。


ただ商品画像はシルエットや素材感を伝えることを重視した画像が多いので、それだけではデザイナーの全体的な意図が読み取りにくい。

やっぱりLOOKBOOKは合わせてチェックしたほうが良さそう。

F1のテクノロジーを自家用車へ

これはアメトーーク!の家電芸人の企画で、たしかチュートリアルの徳井さんが言った言葉。


最新テクノロジーを家庭で味わえることが、家電の魅力のひとつだと。


ファッションも近いことが言えると思う。

やはりデザイナーというのは大天才で、彼らのセンスを家にお迎えして、実際に着用し、肌で感じられるのは、なんとも贅沢なことだ。


デザイナーの才能と情熱たるや、ほんとうにすごいものがある。

「そこまでこだわる!?」というところがたくさんあるし、そのこだわりをもった人が一人や二人じゃない。


デザイナーはじめ、パタンナーとか、マーチャンダイザー、縫製する職人さんたちも。

服作りに携わる全ての人に畏敬の念(もはや畏怖の念)を抱く。


だからなるべくなら、消費者として彼らの意図を目一杯に受け取りたい。

それもやっぱりファッションを楽しみ方のひとつだろう。


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