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それを「バイタリティファッション」とよんでみる

ファッションとはつまり、「人より抜きん出たい」という気持ちの現われではないだろうか。

社会性動物のわたしたちは他人と寄り添って暮らす必要がある。
一方でその群れの中で優位性を誇示したい。

それは本能に基づくもので、ファッションもその本能の発露として使われているだろう。

そうでなければ、高級ブランドのロゴをわざわざ誇ったり、奇抜な格好で目を引くこともしないはず。

特に男性で言えば、いわゆる「バイタリティ」を異性に表現するためのものだと思われる。

そのファッションの楽しみ方を便宜的に「バイタリティファッション」と名付けたい。

そしてバイタリティファッションが悪いと言っているのではない。


ただ世の中のファッション情報を見渡していると、そういった提案しかないように思えるのだ。

「じぶんのためのファッション」もたしかにチラホラとある。


しかしそれをうまく言語化して、提案できているメディアはほとんど見受けられない。


ヒントになるのは「私服の制服化」「スローファッション」「カプセルワードロープ」「エシカル・サステナブルファッション」あたりになるだろうか。


しかしそれらも、結局はバイタリティの表現として運用されることも多い。(逆にカッコいいでしょ?という提案)


旧来のファッションの楽しみ方をあえて「バイタリティファッション」と定義することで、それに対を成すかたちで「じぶんのためのファッション」をもっと定義化、言語化できないだろうか。

だれかしてほしいものだ。

っというのも、わたしはもうバイタリティがないから(笑)

いや、昔からなかったかもしれない。(ある方ではなかっただろう)


それでもファッションは人生とともに続いていく。
どうせなら、自分なりにこの必要不可欠な事柄を楽しみ尽くしたい。


「じぶんのためのファッション」の知恵を探すのは容易ではないけれど、少しづつ集めて実践していこうと思う。


※最近読んだ本。
意外にもそこまで堅苦しくなく、おもしろかったです。


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