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命をかける。そう生きる

「賭ける」と「懸ける」はぜんぜん違うんだなと、この年まで生きてわかってきた気がする。

一見して努力しているような人でも、実はギャンブルをしている場合がけっこうある。


地に足をつけて、基本を繰り返して、あるべき王道を行く。

それが命を「懸ける」ということだ。


ルールの穴を見つけたり、いかに相手を欺くかに時間を割くことは、「賭ける」ことだ。

おそらく、社会を支えているのは「懸ける」人だと思う。


先日終了したヨーロッパナンバーワンのナショナルチームを決めるユーロ2024。

クリスティアーノ・ロナウド選手がPKを外して涙を流したという。


他方、同時開催されていたアメリカ大陸ナンバーワンを決めるコパ・アメリカ。

メッシ選手が決勝で負傷退場して、涙を流していた。


2人とももう40歳近い。

40歳で、涙を流せるぐらい自分の仕事に懸けている人は、どのくらいいるだろう?


それでなくても全てと言ってよいほど、タイトルを手にしてきた2人だ。

もう「やり切った」と、自分を許してあげてもよいのに。

まだ情熱をもって、責任を感じながら、現役のハートを持ち続けている。


それがトップオブトップのメンタルなんだなと恐れ入った。

そんな風に生きることは、どんなに素晴らしいだろうと思う。


自分がそんな一生懸命生きることは、もちろん難しいけれど、せめて人生をギャンブルにしないように、じぶんを見張っていきたいと思う。


一生懸命の”懸”と、賭博の”賭”はぜんぜん違うんだ。


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