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事業承継

会社の社歴がそこそこあると代替りってイベントが起きます。

中小企業はオーナー一族がやってる様な形態がほとんどですね。

大企業でもオーナー一族がいる企業が結構ありますね。

サントリー、ヤンマー、トヨタとかでも社長は創業一族です。

一族経営は一族が輩出する子孫たちが一流であれば全然問題ないと思います。

また少々ボンクラでも徳川家の様に家臣とか取巻きがしっかりしていれば、案外続くもんです。


うちもそんなオーナー経営一族の一員なのですが、私は直系ではないのですが、事業承継の筆頭になっているみたいです。

創業者はお爺さん、現社長は叔父です。

叔父のところに子供が居ないので、弟(私の父)の息子(私)に後を継げと言われ続けて早何十年?

物心ついた頃から言われていたので、あまり違和感はありません。

幼少期からプレッシャーを掛けられていたので、それなりに勉強やリーダーシップ的な経験を人より多く積んでおこうと、それなりの努力をしてきました。

工業系の大学へ進み、情報分野を専攻します。

まーこれも望んでなった訳ではなく、何とか第二希望で受かった学科に行ったというオチなのですが。。。

本当は機械系に行きたかったんです。ロボットとか作りたかった。

パソコンも嫌いじゃないし、プログラミングはやってみたかったから情報系を専攻しても苦ではなかったです。

そんで卒業後、プログラミングで飯を食うとは夢にも思わなかったな。。。

どちらかと言うと装置系のプログラミングをやってまして、ウェブ系のシステム開発はちょろっとやったくらい

学生時代に授業で勉強したC言語、研究で使ったCプラスがベースで

仕事ではvisualベーシックに始まり、visualC♯、マイコンのC言語、JavaScript、HTML5、mySQLなど5年ほどの間に色々つまみ食いしながら研究に使う様な装置を作ってました。

今思えばなかなかハードなことやってるな。。。

一つの言語を極めると言うより、実現したいアプリケーションに合った言語を使って開発してたのでメチャハードですね。

素人目にはパソコンで何か触ってるくらいにしか見えないかもしれませんが、やってる本人からすれば、半年ごとに新しい言語で開発するって言うのは、半年ごとに海外の違う言語圏を転々としてる様な感覚ですね。


んで今は3D_CAD使ったりして設計もすれば、図面を見て、工程考えたりしてます。主に鈑金・溶接ですが。

なんか特許取れそうな構造とかも作りましたが、こんなんで特許取ってもなーって思って出してません。

メインの仕事は生産管理なので資材調達とかナンですがね。

まー何でもやってます。品質管理とか、クレーム対応とか。

逆に何でもそつなくできてしまうんで、ちょっと困ってきました。

ちょっと贅沢な悩みですが、自分の強みがどこにあるのかよく分からない。

前職の仕事内容はかなりキツイと言うか先が見えないと言う点で結構キツかったです。まーこれは開発の仕事してたら、みんなそんな感じかもしれません。なんせルーティンがないのが辛いってことがよく分かりました。


今の生産管理なんかはまさにルーティンの作業です。はっきり言いってめっちゃ気が楽。

生産管理システムの導入とかもやってますが、もっと根本的な改革を押し進めたり色々テコ入れをやりました。この4年で。

ちょっと色々やり過ぎて、上からの評価がよく分からない様になってるみたいです笑

なんせ平成の間、まともなPDCAが回ってない会社でしたので、叩けばいくらでも埃が出てきます。

社員の給与水準も消費税の上がった分は愚か、昭和の最後より数%落ちてたりします。

ちなみに社長はもう40年くらい社長やってます笑

その当時は先代が急死しましたので、準備とか諸々なしで社長になっちゃったみたいです。

まー当時はスタートアップメンバーがまだ居ましたので、お仕事自体は問題なく回っていたと思います。今でも90歳オーバーで監査役にいらっしゃいますが笑

多分バブル崩壊後、実質的な世代交代したんじゃないかと思われます。

そこから30年、会社の売上はずっと10億くらいをフラフラしてます。

つまりPDCAは何も回ってない訳です。

同業他社が4社くらいあるのですが、どこも3〜5倍ほどの大きさになってます。

つまり社長の器の大きさが会社の事業規模の大きさになるんでしょうね。

器以上の大きさになるとコントロールが効かなくなって、崩壊の道を辿る。

現状、私がスーパーマンみたく30年分のPDCAを回していってるので、社長のコントロールは全く効いてません笑

もともと製造と開発の面倒見てますので、そっちは順調にPDCAを回した結果が出ています。生産性60%アップ

そのため営業側とのギャップが随分開いてしまいました。財務諸表にまで影響するレベルで笑

やはりTOCって大切だと思います。

営業で詰まっちゃうと、本当に金回りが悪くなります。

製造が追いついてない状況だと、製品ができればすぐに納品され、資金回収ができます。キャッシュフロー的には結構いい感じです。


・製造が営業能力を追い越しちゃうと、製品在庫ができます。

・営業は在庫を持ちたがります。いつでも売れる安心感。生産予定とすり合わせをするのが面倒。

・在庫分の資金が留まっちゃいます。

・キャッシュフローが悪くなって資金繰りが難しくなる←イマココ

このタイミングで増税、暖冬、コロナと3重苦が来ました。


そうなるとついに社長がパンクして思考放棄し出しました笑

さてこれからどうなる??

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