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ジーンズのシワが好き。
以前、革靴のシワについて投稿したが、ジーンズのシワも奥が深い。カッコよく色落ちをさせるにはシワの入れ方が重要で、そのためには買ってから数か月、人によっては1年以上洗濯しないでいたりする。また、いい色落ちをさせるために海で洗ってみたりと、ジーンズマニアの行動はなかなかの奇行っぷりである。私もPETIT NEW STANDARD というA.P.C.のジーンズを育てているのだが、買ってから半年間、洗濯しなかった。夏に履いていると汗が発酵してだいぶいい匂いになってくるので、半年が限界だったが、なるべく長く履き続けて深いシワを入れたいという気持ちは分かる。また、洗濯の際は高温で乾燥させるのがいいという話を聞いたので、ジーンズだけコインランドリーにもっていって乾燥させているのだが、この行動もジーンズに関心ない人からみたら十分奇行かもしれない。しかしシワが育っているのを見るのは楽しいのだ。変な目で見られようとも気にしない。
ここで一つ疑問に思ったのだが、革靴しかり、ジーンズしかり、シワを育てるのに情熱を注いでいるのがだいたい男性なのは何故だろうか。シワという言葉の持つイメージの差だろうか。男性は顔にシワができてもあまり気にせず、むしろ味がでてくると言われる。一方で、シワができて嬉しい女性はほとんどいないだろう。つまり、男性はシワに対してポジティブなイメージを持つが、女性はネガティブなイメージを持つことが、シワを育てる行動の差に表れているのかもしれない。
それとも、男性はシワが好きなのではなく、何かを育てる行為が好きなのだろうか。手をかけたらかけただけ育ち、それが自分色に変わっていくことに面白さを感じるというのは理解できる。ただ、それであれば女性も面白いと思うのではないか。男女で行動に差がでる理由が分からない。
と、いろいろと考えていたら、眉間にシワが寄ってきてしまった。今回はこのあたりでやめておこう。
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