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仕事と家庭の両立、実際どうなの?

先日POSIWILLの下記イベントに登壇させてもらいました。
同世代の方の悩みが多いのかなと登壇前は思っていたけれど、実際の参加者の方は、同世代はもちろん20代前半-中盤の方も、まだ見えぬ仕事の家庭の両立に悩んでいることが肌でわかり、そうした方の力に少しでもなれたら良いなと思って、書くことにしました。

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■自己紹介
現在年齢35歳。1個下の夫と4歳の娘の3人家族。
大学卒業後、新卒でサイバーエージェントに入社し、インターネット広告営業を数年経験後、小会社のサイバー・バスで人事の立ち上げを経験。
30歳の時に新卒採用のダイレクトリクルーティングサービスOfferBoxを運営しているi-plugにジョインし、現在は新規開拓の営業部門のマネージャーをしています。

プライベートでは、29歳の時に結婚、30歳で妊娠し、31歳で出産。
産後半年で仕事復帰し、半年間は週4日4時間時短、その後フルタイム復帰し、管理職3年目です。

■20-30代前半の私の変遷

20代の時の優先順位は圧倒的に仕事でした。
結婚願望はそこまでなかったものの、親が不仲だったこともあり自分の家族の経験から、パートナーに経済的にも精神的にも頼るような人生には絶対したくない!と思っていたので、バリバリ働けて力をつけられる会社に新卒で入社をし、20代を過ごしていました。(勢いづきすぎて心身不調で休職したりもしたのですが、その話はまた追々・・)

パートナー選びの軸としては、
「家族を大切にできる人・男女平等の考えがある人」ということだけは決めていました。

縁あって、そんな夫に巡り会えて29歳の時に結婚し、30歳で妊娠(転職後4ヶ月で妊娠発覚)。31歳の時に出産したのですが、これまで優先順位が圧倒的に仕事だったので、両立にはまあ〜〜てこずりました(笑)

何が1番大変かって、【理想と現実に翻弄された】ことが一番大変だったことです。

【時間】と【優先順位】が一気に全て子供になるのに対して、
自分の時間(勉強・遊び両方)も欲しい、仕事もバリバリやって成果を出したい、なんなら仕事が好きなので残業もしたい
家事も全てやりたい、料理も上手になりたい、たまには夫とデートもしたい、、、

それらの理想に対して、時間も優先順位も子供にほぼ全てが割かれ、
かつ怒涛に過ぎゆく日々・限られた時間で、
全部の叶えたい(でもハードルが高い)理想を
ほぼ叶えられない自分に悲しくなり、どんどん追い詰められていく・・・
そんな最初の2-3年間でした。

でも・・・結論、理想は全部叶えられないんです。
全て完璧に両立は無理です。両立に囚われなくて良いんです。

■大変な最初の2-3年を振り返って思うこと

今、振り返って、自分にどうゆう言葉をかけてあげたいか?と言われると、
「完璧を目指さなくて良いんだよ。そもそも両立に囚われなくて良いんだよ。肩の力抜こう」ですね。

ただでさえ、初めての育児。
まずもって、小さな生命を守り、維持していく責任と緊張感は計り知れなく大きいんです。そこに加えて、仕事も家事も何もかも全部やろうって考えをまず持たなくてよかったなと思います。子供が無事成長し、家族が笑顔でいれば、それだけでもう200点!!!なんですよね。

でもその当時は、元々の真面目さや完璧主義さで、自分を責めることが多かったなと思います。

でも、ありがたいことに子供はすくすく成長し、3歳頃からは体も丈夫になり、熱が出ることも少なくなり、夜の睡眠も安定してくることや、自身も試行錯誤を繰り返し、ようやく自分も家族もご機嫌でいられる状態がここ1年半ほど安定して保てるようになりました。

自分にとってのご機嫌でいられる仕事と家庭の両立のポイントは3つです。

①自分にとっての本当の理想を考える
自分にとっての理想は、子供や家族が笑顔でいること・仕事を最大限時間の中ですること・自分の時間を工夫して作り、自分の気持ちを健全な状態にすることであって、全てを完璧にすることが理想ではないことに途中から気づきました。

なので、逆に家事(掃除・洗濯・料理)は完璧でなくてOK。
ご飯を作れない日があってもOK。

逆に家庭や家事中心が理想でも良いんです。
自分の笑顔でいられる状態って何かな?って考えてみてもらえると良いかなと思います。

②その理想を自分でOKと許してあげる

①を心のどこかで分かっていても、勝手にあるべきに拘っていましたが、
全部完璧にこなそうと思って、ガタがきました(仕事復帰後1ヶ月で笑)

普段夫と喧嘩することはほぼないのですが、
その時はもう全てが限界になり、もう無理!と号泣しました。

元々私が全部やる!というような発言をしていたようで(覚えてはいない)、夫はその言葉を信じて、任せてくれてたものの、1ヶ月でキツくなったんですよね。

元々、私よりも家事スキルが高い夫だったので、
そこからはより協力して分担してくれるようになりました。

以降も、定期的に夫と話し合い、自分のこうしたいと相手のこうして欲しいをすり合わせて、完璧を目指さず、家事ができなくてもOK!と自分で自分を許してあげるようにしました

また、自分の時間(勉強・遊びどちらも)は、夫とバランスを取りながら
(例:私が勉強する日は娘を見てもらい、その分夫の趣味のサッカー鑑賞時間は私が娘を見るなど)お互いのご機嫌を自身で取るように工夫できるようになりました。

自分の時間も私は朝に設定してるのですが、
そこもなるべくゆるく設定していて、朝寝坊してもOK!
沢山寝られてラッキー!と自分を許せるように最近はなってきましたが、
昔は、起きれないだけで朝から、自分を責めて気持ちが落ち込んでました。(真面目だな〜笑)

でも、①にあるように完璧であることが自分の理想ではない!と気付いてから、自分を許せるようになったこと。①とセットで、とても自分にとっては大きな変化です。

③一番ベストなスケジューリングを模索する
今私のベストスケジュールは下記です。このスタイルを確立するまでに3年かかりました。

-4時:起床
-5時:読書・勉強・余暇(映画・漫画)
-6時半:仕事
-8時半:朝時間(保育園送り含む)
-17時半:仕事
-18時:料理〜夜時間(家族団欒含む)
-21時:就寝

子供の成長に合わせて、就寝時間などが代わり、試行錯誤したのですが、
ベストなスケジューリングが確立して以降、ご機嫌な日がすごく増えました。

生後1年以降(逆に生後1年はなるべく睡眠確保優先で!)は、
自分のベストスケジューリングを模索していくと良いと思います。

■最後に

とにかく言えることは正直大変です。
今まで1人や夫婦の時のように、何でも自分に使える時間はほんとーーーになくなります。

それでも私は、かけがえない娘の存在のおかげで、
より自分が強くなれたし、仕事もより一層頑張り、娘のためにもより良い世界を作りたい、よりキャリアを前向きに考える人を増やしたいという思いが強くなりました。
子育て最高ですよ。(ちょっと話それましたが。。)

なので、なるべく早いうちから、
自分のこうありたい、こうゆう自分の状態が幸せという状態を模索し、
そこに向かって人生をハンドリングしていける人が増えたら嬉しいです。

書いていくうちに、もっともっと書きたいテーマが浮かんできた・・・!
またお目にかかれたらと思います。


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