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私が痛い格好のおばさんを好きな理由

ロングの茶髪、膝丈スカート、服のどこかには小花が咲いている。靴にも手を抜かず、ヒールで大体がバックル付きか編み上げブーツ。

後ろからみると半分は年齢不詳、
前から見て「おお、、、」

出たな!オトナの女性。
毎回ちょっと身の毛がよだつ。
それが美しかろうがなかろうが。

私は彼女達が大好きだ。


見るとテンションが上がる。ああ良いものに遭遇したな、とすら思う。

好きなものに身を纏い、他人からの目を気にせず、これ好きですけど何か?という平然とした顔で闊歩していく。

その姿を見て「いいなぁ、いいよねぇ」そんな風に思いながら彼女らの年齢不詳な背中をユニクロ武装したワタシは見送るのである。


確かに一部は「自分を客観的」にみる能力が欠けているのかもしれない。世に言う適切な年代の然るべき格好をしていない。

それは常識を持ってないと言うことなのだろうか。恥ずべきことなのだろうか。

例えばだ、男性で好きなアニメのキャラクターのTシャツを着ていたら客観性はなく、常識がないのか?それがワンピースやポケモンなら許されて、別のだとちょっとというのは何故なのか。最近流行のオマージュしているものなら「着たいけど、オシャレにも気を遣ってますよー」ってアピールがあるからいいのか。


私は言いたい。好きなものをはっきりと言えないなんて残念である。気に入っている、好きなものは好きだと言いたい。それを体現している彼女らは勇者だ。

それを眉を潜めてちょっとと言う人は、固定概念に縛られていて、LGBTとかにだって理解を示しづらいのではないか?と思ってしまった。

話はそれたが、年齢不詳、小花柄にレースのワンピース、茶髪の長い髪を靡かせて闊歩する、そんな人が増えたら、嬉しい。

小心者の私は保守的なユニクロを着て、カバンの中にはユメカワイイ、パステルカラーやキラキラのポーチをこっそり隠して、その解放感と自己表現を羨ましそうに眺めているだろう。

もっとやれやれ!応援してるぞ!

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