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ゲイ、家を買う

先日、25歳の誕生日を迎えた。

少し前までは、友だちからの誕生日おめでとう!っていうメッセージを携帯片手に待っていた時期もあった。誰しもが通る道?なのか。

と、言いながらやはりどうしても特別な日なわけで、連絡が来ていたのを確認して心の中でガッツポーズ。



ここまで個人情報を載せてこの書き込み、いつかは彼にばれるのだろうか。。。



まあいいか




今日は家を買った話。

今の家を買う前は、賃貸で生活していた。

新宿に近いのにこんなに安く住むことができてラッキー!出会い祭り!

だなんて思っていたけれですぐに彼に出会い、アプリなんかもすぐに退会。職場が渋谷で、なんだかんだ時間がかかるわりに隣の人は夜な夜なミュージック&大声男。耳栓を買い、怖がりながら暮らす日々。


彼と出会い、すぐに半同棲生活であったので、大家さんに

「二人で暮らしてるなら、家賃上げるけれど?」と…。




「誰にも何も、言われない場所が欲しい。誰といようが、文句を言われず(文句言われて当たり前)うるさくなくて、静かな場所が」






そこから一年後には、今の家の内見に来ていた。優しそうな女性が住んでいた中古マンション。本棚に「すいか」の小説。

内見に同行してくれた彼と顔を見合わせた。



始めてきた駅、場所ではあったけれど、不動産屋さんに「ここ、買います」と自然と出ていた。年収の何倍ものローンを借りて。


小さな4階建ての広くはない部屋。僕だけの場所である。

(家を買ったというより、バルコニーを買ったという表現のほうが正しいかも)

人間には落ち着ける居場所が必要であると感じる。

それが家でなくても、公園でも、誰かのそばでも。






ゲイは残す相手もいないから、賃貸のほうがよくないか

と言われたこともあったけれど

これは僕の選択。


買って、壁にねじを回しこんだ時、買ってよかったなと思った。

バルコニーで友達とお酒を飲んでるとき、買ってよかったなと思う。

彼と住んでて、何も言われなくてよかったと思う。




何度読み返しても薄い内容。。。

でも、きっかけなんてそんなものね。






いろいろな意見が出るところである

ゲイが家を買う。どう思いますか?







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