あしびきのやまどり
週に2回。彼が家に来ない日。
のびのびと過ごせる。部屋は、1日で散らかるし、食べたものもそのまま!おやつも食べて、エアコンの温度も下げられる!
部屋が一段と静かになり、人の気配がなくなる。
彼は、かなりの年上だ。見た目は若く見えるが、いい年である。
中身は子どもで、声がめちゃくちゃ大きい。
今日は、静かだ。
彼との出会いは、イマドキで。アプリだった。
(出会いについてはまた今度)
なんだかんだで、もう一年半も一緒にいる。
まだ一年半と思うかもしれないが、半同棲(というか、一年半も一緒に住んでるとずいぶん長い時間を過ごしているようである)というのは時間の感覚がおかしくなってくる。
静かな部屋で、試験勉強でもと思うがなかなか進まない。
TVの音すら煩わしく消してしまった。
マンションの隣の子どもたちが、部屋の階段を勇ましく昇り降りする音だけ。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
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