企業活動も日々探究の連続

探究型の学びが、日々の生活に散りばめられていることを、
自分が認識できることが、間違いなく大きな気づきとなり、
その力を大人でも養うことができるということを自覚し、
子どもたちに働きかけるために自分たちがまず、
その成長の機会を得ることができる。

これが、すごくシンプルに皆さんに伝わってほしいこと。
前回は、洗濯を例にして、家事の中にも探究型の学びが
大いに含まれていることをお話しました。

今度は、日常の多くの時間を費やす、勤労の場面。
これも同じように、毎日が探究型の学びの連続だと思います。

働くこと自体は、本当に多岐にわたる仕事がありますので、
それを全部に共通するような抽象化した内容でお伝えすることは、
少し無理があるかもしれませんが、
それでも、大半の仕事は、何らかしらのタスクをこなすことになります。

個人で行うタスク、チームで行うタスク、様々かと思います。
営業、サービス設計・開発・運用、経営層、プロの職人、
やることも役割も本当に様々。

でも、日々のタスクと考えれば、家事の洗濯の話と同じ。
自分たちが行っているタスク、それを振り返りながら、
少しでも効果的になるような改善はできないでしょうか。
時間短縮、利益率の向上、人員の削減、パフォーマンス改善、
どれをやるにしても、普段の取り組み方を振り返って確認し、
少しでもできる改善方法が「仮説」として挙げられるはずです。

次回、翌週、実際にその仮説に取り組み、効果があったか検証。
そして、うまくいったかそうではなかったか、その原因を考察する。
その考え方が他にも応用できるような
自分たちの理論のようなものになるか。
考察して、再度別の視点で考えたり、別の方法をまた考えたりして、
改めて仮説を立ててチャレンジする…

自分たちの向上への意欲が興味関心・動機づけとなり、
探究サイクルが回りながら、チームの成果があがっていきます。

その取り組み方を意識するだけで、皆さんのお仕事も探究そのもの。
組織の在り方、チームの在り方、自身のキャリアだって、
すべて探究できるわけです。

探究の力は、実は子どもたちよりも、大人の方が、
毎日毎日意識するだけで、その力がつくこと、気づき始めていませんか。

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