ドリカムと私

「あ、知ってます。ブレーキランプ5回点滅の人ですよね。」
20代の方にドリカムの話をしたら、こう返ってきました。最近はテレビにも出ていませんし、ライブもコロナの影響で少なくなっています。それでも若い人には、ドリカムの印象的な歌詞のそういう認識なんだなぁと思ったのを覚えています。


 
ドリカム「Dreams come true」一昔前は日本を席巻していた、数多くのラブソングを歌う吉田美和さんボーカルのバンド。もしかすると、もとは3人組から結成したのを知らない方もいらっしゃるかもしれません。「うれしい!たのしい!大好き!」「未来予想図」「決戦は金曜日」など聞いたことはあるでしょうか。私が元気の出ない時に聞いていた曲のひとつもまたドリカムでしたし、最初に歌の魅力を教えてくれたのも彼女らのバンドでした。


 
はじめに気になったのは私が中学生だった頃、気になっていた女子がドリカムのシングルを見せていて、その曲を意識したのがきっかけでした。そのシングルは「すき」というタイトル。ラジオとかでよく流れていましたし、歌詞も切ない感じがなんだか胸に刺さったような気がしました。

中学の時に国語の先生がドリカムの歌の歌詞を課題にして、授業をしたことがあります。また出ているテレビもよくチェックするようになりましたし、彼女らについて書かれた雑誌も興味があって購入しました。それらも含めてなお一層彼女たちの音楽に惹かれていったのもあります。

それから、中古CDを漁りながらそれまでのアルバムを全部揃えた覚えがあります。吉田美和さん本人曰く、歌詞が降りてくるとのことらしいのですが、CDを手にしたとき私は歌詞を見るのがとても楽しみでした。そして、その歌詞の人物の気持ちになって精いっぱい想像していました。「眼鏡越しの空」や「サンキュ」のようにキーになる人間が男性なのか女性なのかを想像させる歌があったりもします。感情豊かな表現と、愛おしくなる歌がとても好きなのであの頃よく聞いていました。


 
大人になって、数回ほどライブにも行きました。忘れもしない、初めて行ったライブもドリカムでした。その時の席は最上段で、一番端の壁側でした。それでもまず吉田美和さんを直接見た感動は忘れられません。ずっとライブに行きたいと思っていた念願が叶った瞬間でした。次に行ったのは4年に1度に行われる大きな規模で行われるワンダーランドだったと思います。幸運にも抽選で当たり、ライブに行けました。あの吉田美和さんが自転車に乗ったり、飛んだり跳ねたり。楽しかった記憶があります。


 
同じ北海道出身ということもあり、それも何かシンパシーを感じるわけで、今でも時折動画で流して聞くこともあります。音楽が好きだと言えるきっかけとなったのも彼女らのバンドですし、何だか思い出深いものもあります。そんな今日はドリカムについて書こうと思ったら、頭の中がドリカムの思い出だらけになり懐かしいなぁと思いました。素敵な曲も多いので、もし良かったら聞いて頂ければ幸いです。



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