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周りの人が3割マシで素敵に見える日が周期的にくる謎

わたしは惚れっぽい。
ある程度相手を知ったら、「わー、この人こういうところすごい」と思う。
それが一定量たまると、もうなんか惚れ惚れしてしまって。
好きだなーってなる。
驚くほど単純で純粋だ。
逆に考えると、この意味での「好き」の閾値は(恋して告白するような「好き」に比べ)かなり低い。
好きの大安売り。

たぶんこのルーツを辿ると、中学から高校の時に始めた思考によるもので、わたしは人や物事を『キライ』という言葉で扱うのを避けてきた。
多感な時期、周りの子たちがとても簡単に、軽く、「キライ」、「ウザい」、という言葉を使っていたことへのレジスタンスなのかもしれない。

今自分が接している1側面だけをみて、まるで全体に対して評価するような「キライ」を言いたくはない。
「自分は、この人の、この面は苦手だ」
そんな風に、あくまで一部分に対して自分の反応である、というかたちで処理したかった。
その先に、きっと自分が気づいてない、見たことのない素敵な側面があるんだろう、とか思ってた。(自分がその側面を見る日は永遠にやってこないってこともあったけど)

すると、基本的に人の良い面を探す。見つけたらうれしい。が繰り返される。
さらに、もっとすごい人のもっとすごい側面を見つけたら、尊敬!ってことが繰り返される。
自分にできないことをしている人は皆すごい!
そんな単純で純粋な繰り返しにより、いつしか、すごい→かっこいい→好き、みたいな変化を遂げてしまった可能性がある。

今でも、日々、いろんな人のいろんな側面を見て、ささやかに惚れている。
時々その反動で自分の無力さに落ち込みまくるけど。
好きにならずにいられない。
なんかそんな歌あったっけ。

しかも、これが、3割増しでステキに見えてしまうという時期が2~3か月に1回、不意にやってくる。
周囲の人が普通にしてるだけなのになんかすっげーステキに見えてしまう。
なぜなのかはわからないけど、悪いことではないかなと思うことにしている。

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