発達障害ネキ、鬱って面白いなと言ったら怒られたの巻

 私はと診断されています。
 最近双極性障害の可能性があると医者に言われたりはしましたが、まあ大丈夫な時と全然大丈夫じゃない時があるという括りでは一緒でしょう。
 で、タイトルの話なのですが、私はこの「自分が鬱である」という状況がめちゃめちゃおもしれ〜〜と思っています。
 薬が効いているおかげで鬱が軽度なのもあるでしょうが、鬱が酷く体が動かない時などに気分の落ち込みなどより先に「はいはいはいはい!これが鬱か!なるほど!」とまず納得と感心がくるのです。普段は精神が「あれやろう!これやろう!」と先導していくのですが、鬱の時は肉体が「無理でーーーーす!動けないでーーーーーす!」と主張して精神よりも先にくる。この精神と肉体の主導権の取り合いが私にはめちゃめちゃ興味深く、つまりは面白く感じられるのです。

 さて、面白い事は人に共有したくなる性分故、同じく鬱を患っている友人にこの話をしたところ「いや全く面白いと思えない」と一蹴されてしまいました。「もっと言うとそう言われると不快」と。
 ……マジ?!なんで?!
 
 
後々別の友人からの解説が入って分かったのですが、「鬱おもしれ〜」っていうの、鬱を軽んじているというか馬鹿にしているように聞こえるんですね。自分の困り事を軽んじられたように感じたから不快に思われたのでは?と言われて納得しました。人間って難しいですね。

 そんなわけでもう人には言わないぞと決めてはいますが、「鬱おもしれ〜」の考え自体は抜けてないです。
 鬱状態の時、体は重く頭には霞がかかり明らかに平常とはかけ離れたコンディションになります。何かやろうとする気力もしゅるしゅると萎んでしまいます。
 そうなっていると思うのです。精神とは肉体という重しを付けられたただの電気信号でしかないのでは、と。普段魂やら精神を尊んでいるが、その実精神というのは肉体の状態に引っ張られる脆いものなのではないかと。

 肉体と精神、どちらが優位なのか。そんな事を考えるきっかけになる鬱という状態を、少なくとも当面の間私は「おもしれ〜」と思い続けるのでしょう。

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