身近な人が嫌いな場合
職場に苦手な人がいる。
他の人には優しいのに、わたしにだけ厳しい(気がする)。あんまり近寄りたくないのに、わからないことがあるとその人に聞くとしかなくて、その度ドキドキする。
身近な人で「この人苦手だなぁ」って思う場合、だいたい原因は自分の中にある。
自分の中の、考え方とか価値観がちょっと偏ってて、それに気がつくために、そういう人をわざわざ引き寄せてしまう。
わたしの場合は職場だから近い人ってわけではないけど、結婚相手が苦手なタイプっていうのもよくあることなんだと思う。
カウンセリングの勉強をしていたとき、「結婚相手は天敵を選ぶ」っていうことを教わった。
自分の価値観にないことや嫌がることをする人を、結婚相手に選んでしまうらしい。
なんでそんな人を選んでしまうのかと思うけど、自分の価値観とか考え方の偏りなんてなかなか気が付けないから、わざわざ一番近い場所にいる人にそういう人を選んで、自分を知るための手段にしようとするみたいだ。
だから自分に向き合わないで「この人とは価値観が合わない」って言って離婚しても、また同じような人と結婚して、おんなじことを繰り返してしまう。
もし今、旦那さんか奥さんが「この人はわたしの嫌がるとことばかりするし、ほんと嫌い」って思ってたとしたら、相手の行動をノートに書いて、その横に「どうして嫌だと思うのか?」を書いてみるといいと思う。
同じ行動をしても嫌だと思わない人もいるし、嫌だと思うのは自分の中の問題だ。
片付けない旦那さんでそれが嫌だった場合、「物が多くて片付けないのはみんな嫌がると思う!!」って思うかもしれないけど、物が多くてゴチャゴチャした部屋が落ち着くっていう人もいる。
「物が多くて嫌」っていうのは、相手の問題じゃなくて自分の問題だから、「どうしてわたしは物が多いのが嫌なんだろう?」って考えてみるといいと思う。
とはいえわたしも物が多いのは死ぬほど嫌だし、同居してる姉も母も物が多くてイライラすることはたくさんある。
でも母や姉にとっては物が多いのは嫌ではないので、仕方ないから自分の部屋だけは物を減らして、他の部屋に物がたくさんあるのは我慢するようにしてる。
血が繋がってても価値観や考え方なんて全然違うんだから、元々他人だった旦那さんや奥さんとは違っても当然だ。
せっかく縁あって結婚したんだから、「この人嫌い」で片付けないで、「なぜ嫌いだって思うんだろう?わたしはどんな考え方の偏りがあるんだろう?」って考えてみると、旦那さんや奥さんを見る目も変わってくると思う。
もし離婚するにしても、まず自分と向き合うことが大事だと思う。
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