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あなたに微笑む



つい1週間前のことです
体調が芳しくないとの知らせを受けた私は
熊本に戻り祖父とオンラインでの面会を果たしました
私の声を見いて声を聞くや目を開き手を振ったんです

おじいちゃん
桜の花言葉を知っていますか

"あなたに微笑む"

華々しく散るときはパッと散る
一心行の桜を心から愛した
美しい生き様を心から表していると思います 

大学に進学してからは震災、コロナと
予測できないことの連続でしたが
幼い頃の祖父との思い出はたくさんです

"たった1人の孫だから"

は祖父と私の合言葉 

学校からの帰り道、私の後ろ姿を見守ってくれたり
電車に乗って熊本城に行ってお昼にトンカツを食べたり
薬局の店番をしたり
毎年の一心行の大掃除は親子3代の恒例行事でした

令和4年11月29日
私は最愛のパートナーと夫婦になりました
私と家族、一心行の大桜を大切にしてくれるような
そんな人です

なので安心して安らかにお眠りにください
これからも宝物のような思い出と生きていきます

私が彼と入籍した翌日のことだった
大好きだったおじいちゃんの死
近親者を失うことが初めてだった私はポロポロ泣きながら
弔辞に想いをしたためた(冒頭はその全文です)

そう、このサボりがちなnoteでも以前書いたことがあるおじいちゃん

次にnoteを書くときは、よくある「ご報告」的な感じかなと妄想しつつ
何か面白いタイトルをつけたかったのに、やはりおじいちゃんのことを書かずにはいれなかったようだ。

南阿蘇村で育って、中学・高校は片道2時間以上の通学。
おじいちゃんはいつも笑顔で、私にお小遣いをくれた。
「みきちゃんが好きなもん買いなっせ」
親には内緒で東京の大学を受験
合格を勝ち取り単身上京、転勤や転職などたくさんの「初めて」を経験した

ちょうど転職するタイミングで出会ったのが、今の旦那さんである彼だった

好きになったきっかけの一つは
柿の種のピーナッツを積極的に食べてくれたこと。笑

他にも・・・
朝起きると珈琲を淹れてくれて

仕事で行き詰まっていると半ば強制的に外へ連れ出してくれて

私の両親と毎日のように電話で話してくれて 

知らない世界に連れて行くのではなく、行きたい場所を話し合い、どうやったら一緒にたどり着けるのか考えてくれる

そんな人。(褒めすぎかも)

お肉に縁があり、熊本の赤牛を愛する私たちは
入籍日を11.29にしようとマイペースに準備を進めていた

何気ない日常を写真に残したり(さるたさん)
日帰り富士山にチャレンジしたり
証人はお互いの大切な人に。おがわ&
おすぎさんファミリー(毎年キャンプは恒例に)

無事に、婚姻届を出した翌日におじいちゃんは天国へ

祖父は亡くなる直前まで
「みきちゃんにお小遣いをやらなん」
と話していたらしい

しばらく現実を受け入れられなくて
涙が止まらなかったけど
今はきっと"たった1人の"孫娘の結婚を見届けて
虹の橋を渡ったのだと信じている

今もこのnoteを書きながら
涙が止まらない泣き虫は変わらずだけど
とにかく忘れられない激動の2022年だった

2023年
自分の感性に正直に
彼と一緒に新しい毎日を生きていきたいと思う

入籍記念の写真は、ヨシダシンsanにお願いしました

夫婦共々、どうぞよろしくお願いします

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