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【第59回】Netflix『アメリカの息子』黒人VS警察問題には救いはないのか

【海外ドラマファンのためのマガジン第59回】

日本に住んでいると、#ブラック・ライヴス・マターについて何がそんなに問題なんだろう?と詳しく分からないという状態になりますよね。

わたしもそうでした。

日本の学校では、アメリカにおける黒人差別の歴史を勉強しますが、教科書には、黒人と白人のトイレは別だったとか、バスの座席も前と後ろに分かれていたとかそういった情報しか書いていません。

生の歴史というのは、それだけでは理解しずらいです。

生の声を聞くには、当事者に話を聞くのが一番いいですが、他国のことなので、なかなかそう言った機会もない。

さいわい現在はtwitterがあるので、英語をある程度読めれば該当ツイートをみて理解を深めることはできます。

さらにもっと根本的な問題が何なのか?と知れたければ、映画や海外ドラマを見るのが手っ取り早いのではないでしょうか。

黒人差別問題の理解を深める映画やドラマはたくさんあるのですが、最近のものを少しご紹介します。

ドラマ

『ボクらを見る目』Netflix

『ウォッチメン』HBO

映画

『それでも夜は明ける』(2013)

『デトロイト』(2017)

『アメリカの息子』Netflix

ここでようやく今回ご紹介する『アメリカの息子』が登場します。

もともとブロードウェイで上映された芝居を映画化しているのですが、特に映画的な演出がないまま淡々と俳優たちの演技が続いていくので、それがちょっと単調だなと思います。
でも、よく言えば、演出なしのような状態が緊迫感を生んでいます。

そして、まったく救いがないまま終わります。

#ブラック・ライヴス・マターについて知りたければ 、チョイスする作品の一つにいれてみてください。

第72回エミー賞TV映画部門作品賞ノミネート作

『アメリカの息子』

IMDb5.7 Rotten Tomatoes 48%

ノミネート主要部門
作品賞



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