【第5回】長い海外ドラマを見る前に、「恐ろしい」と感じてしまう理由

【海外ドラマファンのためのマガジン第5回】

第3回＆4回で「長い海外ドラマを見るのは、なぜ怖いのか」という疑問を考えてきました。
ようやく結論に達しますが、実はその答えは第4回のマガジンで、すでに出てしまっているように思います。
長い海外ドラマを見るのが恐ろしいと感じてしまう理由、それは

時間を取られてしまうのが怖いから

ということに尽きるでしょう。

1日って24時間しかないんですよね。そのうち、7時間は睡眠するとして活動できるのは、17時間です。私の一日の活動時間を、なんとなくまとめてみると、

仕事9時間
食事＆風呂2時間（調理時間も含む）
掃除、洗濯、散歩、買い物など2時間

だいたいの試算で、生活するのに必要な時間は計13時間となります。
すると、まったくの自由な時間というのが、17時間ー13時間で4時間しかありません。

もちろん、人によって自由時間の総数は、多少違いがあるでしょう。
でも4時間って、少ない！
計算して数字にしてみると実感しますね。

4時間なんて、ボーっとしてたらあっという間に過ぎるし、あってないようなものですよ。
私は子供がいないのですが、子育て中の方が、「自分の時間を持てない」と訴えている切実さを理解できる数字でした。

この4時間を好きに使っていいのですが、ここで「海外ドラマをみる」という選択をした場合、面白すぎてハマってしまうという危険性があるわけです。

映画だと、長くても3時間くらいで済む。ところが、海外ドラマの場合は、100話あるものもザラにあるので、4時間連続でドラマを見た後に、まだまだ続きがあるのですよ。

特に、Netflixなどの配信サイトで見る場合、自動的に次の回を再生する設定になっていて、「この回で辞めようと」と思っていても、勝手に次回が始まってしまいます。
そうなると、「辞めようと」と思っていた決意がゆらぎ、そのまま見続けてしまうという「沼」にズブズブとハマっていくことになります。

自分でやめるのが難しいというところにも、若干の恐怖を感じます。
辞められないということは、自分の時間をどんどん削っていくことになり、睡眠や仕事のために確保した時間を犠牲にすることになっていきます。
これが、時間を取られてしまうという恐怖につながるのですね。

でも、沼にハマるのも悪くないです。

時間は取られてしまいますが、沼にハマるって幸せな行為です。
人は、何かにハマろうと思って、ハマれるものではない。
自分の中から溢れてくる、熱い感情、欲している欲望がなければ、ハマることはできません。

それほどハマれるものがあるって、幸せなことだと私は思います。

私には、海外ドラマがあってよかった。

もちろん、見始めたら意外とハマれなかったということも、多々ありますから、その時は途中で見るのを辞めればいいだけ。

だから、100話を超えるような長いドラマを見る前には、長さの恐怖を感じるのと同時に、「ハマれたら100話分の幸せをくれるかも」と思ってみると、恐怖は少し和らぐかもしれません。

さあ、これから、どんどん海外ドラマの魅力をお伝えできるように、記事をアップしていきたいと思います。

海外ドラマファンの方と交流したいという野望は、さっそく叶いはじめました。とある博士候補生さんのコメントから、発想が広がり、第3回から5回まで3本も執筆できましたよ！ありがとうございます！
あ、まだ「惰性で海外ドラマを見る理由」について書いてないので、次回はそのことを書いてみます。4本目ですね。

みなさんも今、どんなドラマ沼にハマっているのか、そして、なぜそのドラマに惹かれるのか、ぜひ教えてください。