好きnote 8 「料理」

料理を作るのが好きです。料理が得意とは決して言えません。手際はよくないので。だけど好きなんです。自分好みの味は、自分が一番知っている。プロみたいには作れなくても、自分好みの味のプロではある。

そんな私が特に好きな料理は「あるもんDE料理」と「使い回しリメイク料理」。

キラキラした感じがまったくない。恐らくレシピ本は売れない。しかし、これぞ料理の醍醐味なのだ。ある食材を使って極力料理し、翌日にどうやって活かすかも考える。

この調理をこよなく愛するようになったのは石垣島の民宿で住み込みで働いていた時。民宿の仕事をしながら、民宿のご家族の昼食と夕食を私が作っていた。民宿のオーナーが畑をやっていて、そこで採れた野菜を使って調理をする。買い物には行かない。あるもので調理をするのだ。

畑で採れる野菜はその時々で違い、種類がない時はない。1番困ったのは、パパイヤとカボチャしかない時だった。確かパパイヤを炒めて、カボチャをお味噌汁に入れた。翌日はパパイヤをマヨネーズと和えてサラダにしてカボチャを天ぷらにしたと思う。そんな感じで、あるものをどう調理して、味を変化させて美味しく満足して食べるかが醍醐味なのだ。

例えば最近。母が何故か乾燥春雨の在庫をたくさん抱えていたので…

春雨スープにしたり

チャプチェにしたり

なんかゴボウがたくさんある！という時は

ゴボウの唐揚げ

ゴボウの長寿煮

キンピラゴボウ

キンピラゴボウで余った蓮根を使って

蓮根と鶏肉のツクネ

そんな感じ。主婦なら当たり前だろうし、私以上に工夫してる倹約家の方はたくさんいると思う。私はただ、倹約の為に！というより、あるものを活かす料理ゲームをしてる感覚なのだ。なるべく買い物に行きたくないし。

ちなみに昨日は買い物に行かず、あるもので作った夕食。

揚げ出し豆腐と筍と蓮根の天ぷら

大根と油揚げ、絹さやのポン酢煮

自分が美味しいと感じて満足できて、冷蔵庫の中に無駄なものが無くなることで気分良くなるという誰とも争わない平和なゲームであり料理。

明日は何を作ろうかな。