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静脈産業における利権と偽善について

私は、都市鉱山の開発をしています。名前を峯太朗 (Minetaro, @MINE_Laundrett) と申します。

都市鉱山の開発というお仕事は、非常に「辛気臭く、胡散臭い」ものでございます。端的に申し上げれば、「ゴミをお金に置き換える」仕事です。昔も今も、“屑(くず)”が商品です。

昨今、 #SDGs だの #ESG だのと、よくわからない言葉が独り歩きしております。情報感度の高い人間は、「 #リサイクル 産業は、これからぐんぐん伸びてゆくね」などと仰います。

果たして、そのような状況にあるのでしょうか。

これまで、社会の片隅で“穢れ”の中心にあった #静脈産業 が、 #斜陽産業 が、日の目を浴びる日など、本当にやってくるのでしょうか。

当ブログでは、「リサイクルの現実」について、発信を行ってゆくつもりです。

キラキラと希望に満ちた情報は、ないです。きっぱりと断言します。

代謝の悪さがこの業界の現状

現在、この静脈産業には、良くも悪くも「新しい風」がぴゅうぴゅうと吹いています。

歯並びの良い、銀行員のようなスーツを着た商社マン。商社出身のキラキラ二代目社長。横文字と「地球のためになること」が大好きな熱血女社長。大陸のネットワークで市場を荒らす中国人社長。

本来の #市場原理 であれば、新規参入業者が、儲かっていない既存業者を淘汰します。それが自然の摂理であるかと思いますが、この業界は、それほど適切な新陳代謝が進んでいません。

「古いものが、新しいものに置き換わらない」ので、組織が若返りません。

業界の上澄みに生きる新世代と古株

なぜ、新陳代謝がうまく機能しないのかということは、究極のところ、「静脈は規制であり、 #利権 である」がゆえに、「そこまで賢いことを考える必要性がない(大した #イノベーション は要らない)」のだと思うのです。

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