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アイデアのつくり方(アイデア編vol.1)

決まり切った仕事が徐々に減っていく中で、打ち合わせでのちょっとした場面でもアイデアを求められるようになっています。ただ「アイデア」とは、そもそも何か、どのようにして思いつくものなのだろうか。アイデアに関する本がたくさん出ている中で、結局何が大事なのか分からない状態が続いていました。そこで、アイデアに関する本を乱読しながら、私なりに大事だと思った部分を取り上げていこうと思います。

第1弾としてこの名著。

1、アイデアとは


アイデアが思いつくことも技術がある。
どんな技術を習得する場合もまずは原理があり、その次に方法がある。

知識は、優れた創造的思考の基礎ではあるが、それだけでは十分ではない。知識は、よく消化されて、最終的に、新鮮な組み合わせと関連性を持った姿となって心に浮かび出てこなければ意味がない。という点で彼らの意見は一致する。アインシュタインはこれを直観と呼び、直感だけが新しい洞察に到達する唯一の道だと言っている。

「アイデアのつくり方」P6

2、アイデアには原則がある。


2つの原則がある

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

「アイデアのつくり方」P28

既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きい。

「アイデアのつくり方」P28

事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデアの作成には最も大切。

3、アイデアを生み出すための5つの方法

5つの方法がある

1、資料集め。諸君の当面の課題のための資料と一般的な知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料。
2、諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
3、孵化段階。そこでは、諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
4、アイデアの実際上の誕生。
5、現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。

「アイデアのつくり方」P34

日常にあるあらゆるものを深く観察し特殊性を見出す。製品と消費者に関する「特殊知識」と人生とこの世のさまざまな出来事に関する「一般知識」の新しい組み合わせからアイデアは生まれる。集めたアイデアはあらゆる角度から見て考えてパズルのように組み合わせてみる。そして寝かす。その後は常にそれについて考え続けること。最後にさまざまな条件に適合させながら、アイデアを具現化し展開させる。

1と2は特に意識的に取り組む必要がある。この本では1枚のカードに記入して独立したデータを組み合わせていくことをおすすめしている。

データを集め、データを咀嚼し、データを組み合わせる。このタスクを日常に落とし込み、習慣化することがアイデアをつくるために必要な要素のように思う。一方、書きながら実際にどのようにして自分なりの形に落とし込むのか。書かれている内容は頭では理解できるが、もう少し解像度高くアイデアをつくるとは何か理解を深めていく必要がある。


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