人は見たいものしか見ていない?!①
「人は見たいものしか見ていない」
という言葉を聞いたことがありますか?
今日は、私たちが日常でどのように
情報を選択しているか、
そしてそれが私たちの考えや
行動にどのように影響しているかについて、
心理の視点からお話ししてみようかな。
これは、心理学で言うところの
「確証バイアス(Confirmation Bias)」や
「選択的知覚(Selective Perception)」と
密接に関係しています。
な、なんだそりゃ?!
とお思いのあなた。
ハイ、説明します。
まず、「確証バイアス」とは、
私たちが自分の信じたいものや
既存の信念を支持する情報だけを探し、
受け入れ、記憶しやすいという
心理的傾向のことを言います。
例えば、ある俳優が大好きな人は、
その俳優に関わる褒める情報には目が行きやすく、
逆に批判的な情報には目を向けにくい、というようなもの。
これ、わかりますよね。
また「選択的知覚」は、
私たちが自分の期待や願望、
先入観に合致する情報や出来事には注意を払い、
そうでない情報には無関心を示す傾向です。
つまり、現実を「選択的」に捉え、加工することで、
自分の心の中の世界を作り上げている、
というようなこと、ありませんか?
次回に続く