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OutlookデータファイルをOneDriveから移動したら速くなった話

Outlookで送受信したメールなどの個人データは、すべてpstファイルに保存されています。
pstファイルは通常、ドキュメントフォルダに保存されますが、OneDriveで同期するのも標準ではドキュメントフォルダです。

pstファイルは巨大化し易く、OneDriveにあると、

・同期が遅くなる
・「変更の処理中」や「ファイルの使用中」と表示されることがある
・無料で使える5GBを圧迫してしまう

という問題があります。
例えば、このような形で報告されます。

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pstファイルをOneDriveから別のフォルダに移動すると、改善されるので、その方法を紹介します。

pstファイル保存先の確認

Outlookのファイルメニューからアカウント設定を開きます。

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データファイルタブをクリックし、対象のアカウントを選択、【ファイルの場所を開く】をクリックします。

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エクスプローラで保存先が開くので、ここで一度Outlookを閉じます。

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pstファイルのコピー

pstファイルを、OneDrive以外の任意のフォルダにコピーします。
(Outlookが起動中だとコピーできません)

再び、Outlookを起動します。

アカウント設定のメールタブから、対象のアカウントを選択し、フォルダの変更をクリックします。

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新しいOutlookデータファイルをクリックし、先ほどコピーした先のpstファイルを指定します。

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場所が追加されました。

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データファイルタブをクリックし、OneDriveの外にあるpstファイルを既定に設定します。

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pstファイルの削除

OneDriveのpstファイルを削除します。
(この操作ではデータファイルは未だ削除されません)

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Outlookを閉じ、エクスプローラから、OneDriveのpstファイルを削除したら完了です。