#9 なにからやったらいいか分からないの解決策
複業に興味はあるけれど何からやったらいいかわからない。
そんな人たちのきっかけづくりを支援するためにMINDSで行った2つのイベントの内容をお見せします。
(複業に限らずあらゆる場面で使える考え方が散りばめられています!)
Will-Can-Must
自己分析やキャリアデザインの際に用いられる、
Will-Can-Mustというフレームワークをご存じでしょうか。
Will :やりたいこと
Can :できること
Must :やらなければいけないこと
この3つが重なる部分を目指す。重なりを大きくする。という考え方ですが、複業はこの「Will」と「Can」がまずは大切です。
(※複業で継続的な収入を得るならMustも大事になってきますが、”きっかけ”段階のため割愛します)
Will・・・複業を通じて何をしたい、どうなりたいのか?
Can・・・自分は今何ができるのか?
このいずれかが明確になると「何から始めたらいいかわからない」が克服されてくるのではないでしょうか。
2度のイベントはそれぞれ、Willから考える、Canから考えることができるようなワークとなるよう設計することに。
Willから考える
何から始めたらいいか分からないけど、近い将来こんな人になりたい。
そんな方向けに行ったのがWill=やりたいことから考えるワークショップ「5年後の肩書きを考える」です。
タニモク×MINDSでお世話になったパーソルキャリアの三石さんが再度講師を快諾してくださったことで実現!
ライフチャートで軸を見つける
未来を考えるためにまずは過去を振り返ります。
自分が社会人になってからもしくは今の会社に入ってからの感情の上がり下がりを視覚化した「ライフチャート」を作成。
入社動機やいつ何に自分の心が動いたのかを思い出しながら自分の価値観・その根底にある軸を見つけていき、さらにそれを同じテーブルの人同士でシェア。
書くだけではなく人に話し⇔聞くことでさらに内省することができます。
5年後のライフチャートを作る
自分軸が分かったところで、5年後にどうなっていたいかを同じライフチャート上に書き足していきます。
そしてその5年後に向かって自分はどうアクション”していた”かも出してみます。
今の時代、10年後どうなっているかは誰も想像ができません。
でも、5年後であれば自分がどうアクションしていけば進められるのかのイメージがわきそうではないでしょうか。
三石さんは最後に、ストレングスファインダーという自己診断ツールをご紹介くださいました。
本やサイトもいくつかあるので、よかったら見てみてください。
Canから考える
何ができるのか分からないけど、何かしたい。
そんな方向けに行ったのがCan=できることから考えるワークショップ「ゼロからはじめるパラレルキャリア」です。
こちらは株式会社HARES代表/複業研究家の西村さんがMINDSのためだけにワークを実施してくださいました。
自分ができることを書き出し、見せ合う
「あなたの得意なこと・詳しいことはなんですか?」
こう聞かれたらみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
ワークではその思いついたことを紙に書いていき、「Will」から考えるイベント同様同じテーブルの人にシェアしてもらいました。
ここで大事なのは「プログラミング」「英語」といったものだけではなく、「手相が見れる」「お茶に詳しい」「飲み会幹事を極め、おいしいお店が外観でわかるようになった」(←本当にいたら出会いたい…!)のようなちょっとクスりとしちゃうようなことを書き出していくこと。
ただの「好き」が他の誰かにとっては「もっと聞きたい!」と思える要素になりうる。自分では考えてもみなかったスキルの組み合わせがある。
このワークではそのタネを見つけあってもらうこと、Canから複業のきっかけを見出してもらうことが一番のポイントでした。
ワーク当日は予定時間を越えても質問しあうグループもあり、
こちらのもくろみが達成できたのではないかと思います。
また、当日は西村さんの著書「複業の教科書」をもとにしたインプットもありました。
noteに全文公開中ということで、一部をご紹介。↓↓
イベントは成功だったか?
2度のイベントとも、当日閉会前に
<参加者の年代・満足度・キャリアイメージの獲得具合>を聴取。
その結果もよかったらご覧ください。
20代が約6割
ミレニアル世代によるコミュニティ、ということもあり若い世代が集まるのは予想通りですが、実は40-50代の方も10数名ご参加くださり、上の世代の方の満足度は100%、「自分が20代の時にもこういった取り組みがあればよかった」といった声をいただきました。
「イベントに満足」は9割
これは企画チームの反省点ありうれしいフィードバックですが、満足してもらうことのできなかった理由のほとんどが「もっといろんな人と対話したいのに時間が足りない」というものでした。
長時間の拘束を避けるべく構成を組んだ結果「もっと話したかった」と言ってもらえたのは、イベントとしてはある意味大成功だったと感じています。
「目標やアクションのイメージができた」は約7割
これも数字自体はあくまで参考値。
目標設定に至らなかった理由は「そもそもこういうことを考えるのが初めてで、具体的な複業イメージに結びつけるのは難しい。」というものが多く「しかし今日をきっかけにもう少し調べたり考えたりしたい」という前向きな「イメージできない」でした。みなさん優しいですね。
運営が一番勉強させてもらいました
Willから考える会、Canから考える会、それぞれ別のMINDSメンバーがオーナーとして企画から事後の効果測定までを行いました。
企画~運営~効果測定まで行う、という一連がそのまま複業と言えるほか、
当日のワークのみならず事前の打ち合わせからも登壇いただいた方々の思考の深さを垣間見え日頃どれだけのインプットをしているのかを知る機会にもなりました。
一番学びを得たのは運営をした自分たちかもしれません。笑
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