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市本・みんなの読書会vol.3開催レポート

2023/6/25(日)18:00~20:00 有隣堂ニッケコルトンプラザ店
テーマ「この一冊に救われた本」
ファシリテーター:本八幡bot

● はじめに

「市本・みんなの読書会」として三回目の開催となりました。
この読書会の成り立ちなどについてはこちらの記事をご覧ください。

また、今回は特に簡易的なレポートとなります。「この一冊に救われた本」というテーマでしたので、皆さんの人生のなかで大切なお話を伺うことが多かったためです。掲載しても大丈夫そうなトピックのみ取り上げましたが、ご参加いただいた方のなかで「これは載せないで欲しい」と思うものがありましたらいつでもご連絡くださいませ。

読書会の流れなどを含めイベントの雰囲気を詳しく知りたいという方は第一回目のレポートをご覧くださいませ。

● 読書会スタート

今回、会場として使わせていただいたのは有隣堂ニッケコルトンプラザ店さん。店長の大井さんはvol.2「大人に染みる絵本」でファシリテーターをしていただきました。その時のご縁から、今回有隣堂さんの店内で開催という貴重な機会をいただきました!

定刻通りのスタートとなり、まずは自己紹介。
その後、ファシリテーターの本八幡botさんから本の紹介を始めました。
本八幡botさんは今回の読書会に向けてたくさんのテーマ候補を出してくださって大変助かりました…!例えば「お手軽!オススメの1~3冊読み切りマンガ」「きっと私だけが知っている、有名な作者さんの隠れた名作本」「私の心に住み着いたキャラクターが出てくる本」などなど。
どれもやりたい!と思ってしまうテーマですよね。

● 本八幡botさんが選んだ本

『いつでも会える』
菊田まりこ 作・絵  学研
『人を動かす』
D・カーネギー 著 山口 博 訳  創元社

本八幡botさんが紹介してくれたのは菊田まりこさんの絵本『いつでも会える』でした。昔から本と関わることが多かったという本八幡botさん。子供のころに出会ったこの本は、「優しさを覚えた本」「考えかたが広がった本」だそうです。

D・カーネギー(著)の『人を動かす』は市本のInstagramアカウントで配信していた「ブックバトン」という企画でもご紹介いただいた一冊。
こちらは社会人になってから出会った本。慣れない仕事に悩んでいたときに、たまたま本屋さんで手に取り、パラっと読んでみたら衝撃を受けたそうです。世界中のあらゆる人間関係の解決策をショートテキストでたくさん載せている一冊。家庭での話や戦争の現場での話も。淡々と経験だけを語ってくれるような本で、自分で結論を出せるところが良かったとのことでした。

● ご参加の皆さんが選んだ本

『ももこの話』
さくらももこ 著  集英社
『私の個人主義』
夏目漱石 著 講談社学術文庫
『ぼく モグラ キツネ 馬』
チャーリー・マッケジー 著 川村 元気 訳  飛鳥新社
『私のもらった文学賞』
トーマス・ベルンハルト 著 池田 信雄 訳  みすず書房
『人の砂漠』
沢木 耕太郎 著  新潮文庫
『四畳半神話大系 』
森見 登美彦 著  太田出版 
『夕べの雲』
庄野潤三 著  講談社
『いかれた慕情』
僕のマリ 著  百万年書房

● 話題になったトピック(一部抜粋)

・インターネットがなかった時代に、作者を知ることができたエッセイという存在
・「一緒に悩んでくれる人」として夏目漱石がおすすめ!?
・「自分自身がどういう状況になっても、たぶん私のまわりに誰かいてくれる」という気持ちにしてくれた、心を楽にしてくれた絵と言葉
  ⇒『ぼく モグラ キツネ 馬』個人的にもおすすめです…!
・#カンパイ市川〜市川市飲食店応援プロジェクト〜について
  ⇒本八幡botさんが実行委員会をしていたコロナ禍での飲食店応援クラファン!※現在は終了 詳しくはこちらから
・小説にはあまり惹かれなかった、エッセイは軽く読める本だと思っていたけれど…!?
・へそまがり的な人が読みたくなる本が多い出版社!?
・ハードカバーのカバーを外して眺める
・選べない人生であった人を知ることができるルポルタージュ
・"普通の世界"からこぼれ落ちてしまった人たちに対するバッシング
・自分に余裕があるときに、気軽にできるボランティア
・ふざけたことを真面目に書く 馬鹿馬鹿しさに救われた本
・2005年にみなさん何してましたか?(本八幡botさんはまだbotさんではなかった…!)
・市川駅南口にあった有名なライブハウス 詳しくはこちら
・昭和40年の家族小説に、現代にも共通する悩みが描かれている
・他人の文章、他人の本なのに自分の人生が投影されたように感じる
・求めたいたタイミングでぴったりな本に出合える不思議

● 交流タイム

終了後は参加者同士での交流タイム。残れる人は残っておしゃべりしましょう~という時間です。今回は時間が足りず、参加者のみなさんは1冊ずつのご紹介となったので、その他に持ってきた本などお互い手に取りお話をされていました。

● おわりに

今回は初の有隣堂ニッケコルトンプラザ店さんでの開催ということで緊張しましたが皆さんの「救われた話」に救われ、無事に終了することができました。いつもながら、参加していただいた皆さんや応援してくださった皆さんありがとうございました。

市本・みんなの読書会では読書会以外にも様々なイベントを企画しております。近日中にSNSにて告知致しますので、ぜひご確認くださいませ。
Twitter:@mindoku_ichibon
Instagram:@mindoku_ichibon

● 次回の読書会

市本・みんなの読書会vol.4「多様性を感じる本」
有隣堂ニッケコルトンプラザ店
ファシリテーター:ミウラリサ
2023/7/9(日)18:25~20:25(受付開始 18:15)



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