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スマホ脳 〜脳をハッキングするスマホ〜

スティーブ・ジョブズは、10代の自分の子供にiPadの使用時間を厳しく制限していたのをご存知でしょうか。

ビルゲイツは、自分の子供が14歳になるまでスマートフォンを与えなかったのをご存知でしょうか。

彼らは、デジタルデバイスに中毒性があることを知っているために、自分の子供たちにはその使用に対して厳しく縛りを設けました。

ドーパミン

人間の脳には、ストレスに対するシステムがあるように、報酬に対するシステムも備わっています。
これらのシステムは、人間が生き延びるために何百万年もかけて発達してきたものです。
報酬システムには、ドーパミンという神経伝達物質が関わります。

スマホの使用は、このドーパミンを増やすことがわかっています。
ドーパミンの役割は、私たちが何に集中すべきかを選択させることです。
例えば、テーブルの上に大好きなケーキが置いてあったら、それを見るだけでドーパミンは増加します。

「ケーキがあるぞ!」
「大好きなやつだ」
「食べたら美味しいぞ!」
「食べちゃいなよ」

心の中でささやきが始まれば、それはドーパミンの仕業で、ケーキを食べることに集中させようとします。
ドーパミンは、食べて満足感を得るときではなく、行動を促すとき、ケーキを見た時に分泌されるのです。
実際に食べて美味しいと感じている時には、エンドルフィンという別の神経伝達物質が分泌されています。

スマホの仕組み

この仕組みが、スマホに取り入れられているのです。

例えば、LineやSNSの通知音を聞いたとき、あなたはどのような反応をするでしょうか。

その内容が気になりませんか?
ついつい、スマホを手にして画面をスクロールしていませんか?
そう、そのとき、あなたの脳ではドーパミンが増加しています。

人間は厳しい環境を生き抜くために、周囲の環境を理解するように進化してきました。
その結果、本能的に新しい情報を求めるようになりました。
このような周囲の環境の理解や新しい情報に触れるときに分泌されるのがドーパミンです。

学びたい
知りたい

という知的欲求の裏にはこのドーパミンが働いているのです。

スマホでニュースサイトやSNSを見ているとき、ページをめくるごとに私たちの脳ではドーパミンが分泌され、
「クリック」するごとに心地よさを感じるようになります。
今見ているページよりも次のページに夢中になりながら、スマホを操作しているのです。

もしくは、操作させられていると言えるかもしれません。
SNSの開発者たちは、この報酬システムを研究し、ドーパミンが最大化するよう計算して、プログラムを開発しています。
私たちの脳は開発者たちに、もしくはスマホにハッキングされていると言えるでしょう。

緊急事態宣言下、家での時間が長くなります。
ついつい、スマホやデジタルデバイスの時間が増えてしまうかもしれません。
自分がスマホ中毒になっていないか、確認しながら使い方を考えましょう。

スマホを使わない時間を作るために3密を避けながらスマホのない環境を作ってみてはどうでしょう。
スマホを持たずに自然の中にお出かけしたり、スポーツをするのもいいですね。

また、マインドフルネスは、まさに何に注意を向けるかを鍛えていきます。
中毒症状を感じる方は、日々の実践がおすすめです。

スマホ脳は、スウェーデン人の医師アンデシュ•ハンセンの著書です。
スウェーデンでベストセラーになった本です。
もっと詳しいことが知りたい方は、ぜひお手に取ってみてくださいね。

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