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姿勢を調える

普段、自分の体の姿勢を意識していますか?

頭の重さはボーリングの球

姿勢が歪んでいると体に緊張感や違和感が現れます。自然な呼吸を行うためにも正しい姿勢で瞑想に取り組むことが大切です。頭の重さは体重の約10%と言われています。体重が50kgであれば約5kg、60kgであれば約6kgということになります。これはボーリングの球と同じぐらいの重さになります。

自分の背骨の上にボーリングの球がのっかていることをイメージしてみてください。人間は二本足で立って、このボーリングの球を首から肩甲骨周辺の筋肉で支えているのですから、体には相当の負担がかかります。

頭が少し傾いているだけでも、体には相当の負荷がかかり、姿勢が歪んでしまう原因となります。短時間であればもちろん耐えられますが、これが長時間続くと姿勢の歪みが定着し、体には様々な異変が現れます。例えば、長時間のパソコン作業やスマートフォンを集中して見ていると不自然な姿勢が続き、ストレートネックや肩こりの原因になったりします。

姿勢が崩れると

五感を通じて、注意が奪われると、対象物に向かって体が姿勢を作ろうとします。または、テレビを見ている時や本を読んでる時に、楽な姿勢を取ろう体が反応しますが、楽だと感じる姿勢は必ずしも体にとって良い姿勢とは言えません。これが姿勢の乱れにつながります。

無意識のうちに、姿勢が崩れ、骨格が歪み筋肉に炎症を起こす原因となります。骨格が歪むと神経系も乱れ、神経伝達物質などの情報がきちんと体内を流れなくなってしまいます。神経系が乱れると、体内のバランス調節がうまくできなくなり、ホルモン系や免疫系にも悪い影響を与えます。脳の働きも鈍くなり、判断力や認知力が低下してしまいます。

どんなに呼吸を調えようとも、姿勢が崩れていては集中力が途切れたり、雑念が売れやすくなり気づきを深める瞑想にはつながっていきません。姿勢を正すと、雑念に気づきやすくなったり、雑念に囚われなくなってきます。正しい姿勢で、瞑想に取り組むことはとても大切です。

今日の瞑想

自分の姿勢を調べてみましょう。両足を握り拳ぐらい開いて立ちます。息を吸いながら肩を上げて、吐きながらストンと肩を落とします。この動作を2回やってみましょう。次に足の裏に注意を向けて、体重がどのあたりにかかってるかを確認します。つま先の方か、かかとの方か、土踏まずの反対側か。

確認できたら、かかとを宙に浮かし、体重を爪先に乗っけていきます。体が自然とバランスを保とうとするのを感じましょう。安定してるようであれば、比較的正しい姿勢になっています。体重を足の親指のほうにかけていきます。ぐらっと不安定になるかもしれませんが、安定する場所を探しましょう。さらに目を瞑って安定する場所を探し、安定したら姿勢を感じ、この姿勢の位置を体で覚えましょう。

この姿勢を保ったまま座り、呼吸瞑想を始めていきます。呼吸に注意を向けて、注意が逸れたら、息を吸いながら肩を上げて、吐き出して肩をストンと落とします。肩を上下したら、今一度呼吸に注意を向け直していきましょう。

今日もこの体と姿勢と呼吸と共に過ごして参ります。
今日1日をどのように過ごしましょうか。

体に緊張感や違和感があれば、今日は何ができるでしょうか。
姿勢が歪んでることに気づけたら、今日は何ができるでしょうか。

私が穏やかでありますように
私が正しい姿勢で1日を過ごすことができますように
私が健やかでありますように





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