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MBCT for Lifeに参加して(後編)〜練習のサポートや共に学ぶ仲間の存在〜

【以下の前編より続く】

毎日の早朝瞑想会のサポートで練習が生活の一部に

【井上】
Bさんは、8週間コースの受講中やコースが終わってから感じたことや、変化があったことはありますか?

【Bさん】
瞑想の練習時間を最初は夜に行っていました。家のことなどを全部終わらせて、ぐったりした状態からのスタートし、いつの間にか寝てしまっているときもありました。練習の時間に家族の話し合いをしなければならないときもあり、瞑想の時間が後に持ち越されて、練習時間を作れずにもどかしさを感じることもあったんです。

それが、コースのサポートとして提供されている早朝瞑想会に参加する用になって、目を覚ますことと同じように自然に自分の生活の中にフォーマルな練習の時間がすっぽり入っていて、それが生活の流れになっています。

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嫌なことを押しのけずに興味深く観察する

【Bさん】
Aさんのお話を聞いていて気づいたことですが、私も「嫌がることを嫌にならなくなった」と感じています。「嫌なことをまずは味わう」ようになりました。味わっているうちに、いつの間にかその嫌なことが無くなっているときもありますし、根強く残るときもあるので、その場合は、さらに放っておきます。数日過ごしていると、いつの間にか気にならなくなっていることもあるんです。その時によって、全然違うのですけれど、そんなプロセスも凄く面白いなと思います。

【井上】
今、面白いな、楽しいって言葉で表現されましたが、色々な瞬間が興味深いということですね。私も毎日の生活の中では、「ひぇー」って思うこともあるんですが、理科室でメダカが餌を食べているのをどうやって食べているのかなぁ、みたいな感じで興味深く観察するようにその瞬間を見てみると、面白く思うことがあります。。

その瞬間、そこに面白い生物がいるような感じで観察しているんだと思います。Bさんが言われた、「嫌がることを嫌がらなくなった」という感覚です。「嫌がっているな」という感じも含めて気付いた瞬間に、目の力が少し変わっているかもしれませんね。嫌なことにちょっと興味を持った瞬間に目の力が少し緩んで、見え方も変わってくることがありますね。

まだ画面越しでしかお会いしたことはないですけれど、縁があって同じ時代に生まれて、出会うことができて、みんなと学べることが本当にありがたいなと思っています。
今は8週間コースは終わりましたが、毎週集まることも凄く助けになったこともあったでしょう。仲間との学びの中で感じたことなどありますか。

安心して共に学べる仲間の存在

【Aさん】
毎週、毎週顔をあわせていくと、家族と言ったら言い過ぎですが、つながりを感じています。一緒に「これは大変だった」「あれは大変だった」と話すことで得られた凄く安心できる場所です。ほかの人の話をたくさん聞くことで、自分の中で言葉にならなかったことが自然と生まれることもありました。仲間と一緒に勉強することは、凄く大事だと感じました。それがなかったら、ここまでの学びは得られないものだったと思います。

ここに、一緒に学んだ8週間のメンバーが全員が居なくても、「みんなどうしているんだろう?」とか「きっとあの人もここでこうやるんだろうな」とか、そういう想いがどこかに生まれているように感じます。私はみんなのことを想っているし、多分、みんなもどこかでつながっているのだろうという想いがあるから練習し続けられるんだなって感じています。

一緒に学んだ仲間がいることで、落ち着き、気付きも得られる感じを強く感じます。今コースが終わって一人になったので、毎週、顔をあわせることは素晴らしいことだったのだという事を改めて感じます。離れているけれど、時々会ったり、時々思い出したりすると、「きっとみんなそれぞれにやっているんだろうな」と思えて、自分も頑張れています。

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【井上】
ありがとうございます。Bさんはいかがでしたか。

【Bさん】
それぞれがそれぞれの生活の中でどんな感じだったのかとか、毎週のセッションとそのあとの時間のブレイクアウトルームだったり、シェアの時間だったりで、本当に他のメンバーがそれぞれに発する言葉が自分の中に気付いたものを膨らませる体験ができました。例えば、Cさんがよく言っていた「とにかく眠い」みたいなことも大きな気付きになりました。

「ありのままの状態でいい」と感じた

【Bさん】
本当にそれぞれの方の存在感を感じていて、自分に対しても「そのままでいいんだよ」って言って貰えていると感じていました。やっぱり、今日のこの場でもそうですし、練習しているときも皆さんの顔が浮かんでくるし。「どうしているのかなぁ」とか、今日も眠いのかなとか。

【Bさん】
Aさんだったら、犬の散歩をしているのかなぁとか。8週間は終わってしまったんですけど、今でも継続して別々のところで学んでいる仲間だなという風な気持ちがあります。

【井上】
ありがとうございます。最後の8週目のときだったかと思いますが、Dさんが、「大人になってこんな学びの仲間ができるとは思わなかった」というようなことをおっしゃいました。久しぶりに良いクラスに出会ったみたいな。良いクラスとは、小学校や学生時代の「あー、このクラス好きだな」という感覚だと言われていましたね。年齢や場所も関係なくこうやって供に過ごし、会っている時間はそんなに多くないんですけれど。

8週間コースの仲間は、安全な場所で、お互い信頼できて、それぞれが今自分のしたいことを話して、聞いてっていう中で、凄く大切な仲間であり、同志だと思います。

それぞれの人生の中で重なっている一部でもあるし、今日全員が来ているわけではないけれども、存在を感じる仲間だと思います。

8月開講MBCTは以下より

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