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レポート第16回レタスマインドフルネスワークショップ4

(続きです)

武術で、ごく軽い力でふわっと繰り出された一撃が、最も相手にダメージを与えることがよくあります。
それは繰り出す側が闘志や勝ち負けへの執着から自由だから出せるものでしょう。始めから「ふわっとした一撃」を目指してできることではなく、ただ努力し続けた人だけができることです。
難しいのは、努力しつづければ必ず実るとも言えないところですが……。
それでも、何かを身につけるには三度の飯を忘れて「虫になって」やる、そんな夢中になってやる時期が必要で、それが善業=徳になると言えるんじゃないでしょうか。
じゃ徳がなきゃ話は終わりかというと、それもまたそうでもなくてね。





何でしょう?
分かった人~?
そう、子供向けテレビ番組の戦隊モノって、こういう色分けですよね。
私は子供の頃『ゴレンジャー』とか『ガッチャマン』が大好きでした。今も好きです。

五人の役割って、番組が変わってもだいたいこんな感じですよね。

赤:リーダーでヒーロー。欠点がない。
青:能力が高いが影があり、協調性が少なくてニヒル。
桃:女性。可愛らしさやお色気。
緑:弱点があって引き立て役。
黄:陽気で力持ち

自分たちは「赤」、全部手に入っているようなヒーローを狙ってしまうんですけど、でも実は「青」が一番人気があるって知ってました?
それに5人それぞれの個性が合わさってのチーム、番組なんだし、誰かがいなくなったらストーリーにならなくなるでしょ。

同じように、一人の中にいろんなキャラクターがあっていいんですよ。
一人の中に一つの個性しかないなんてありえないし、それを無理に一つの完璧な何かに押し込めようとするのは、受容性が低くなっているということなんですよ。
どんな思考が出てきてもそれは次々と変化していくものだし、一つの思考に固執しているよりいいじゃないですか。

(続きます)