大自然の中でマインドフルに過ごす
昨年末、旅行で初めて宮古島へ。今回の旅では、「言葉でラベルを貼らない」ということをテーマに4日間過ごしました。
私たち人間は、他の生き物、他者、起きている出来事をはじめ、全てに言葉でラベル(名前)を貼って、全てを知っているつもりになりがちです。
日常生活では、知ってるつもりの道を歩いて、知ってるつもりの食べ物を食べて、知っているつもりの人と関り、対象を深く観ることもなく、ほとんどの時間を無意識の自動思考で過ごすことが多いと思います。
宮古では、海の色、奇妙な形の植物たち、空気の匂い、地元のおばあが話すことば等々、私には初めて体験することばかりで、ずっと「今ここ」に注意を向けている状態でした。
島には、いたるところに見たこともない植物が自生しています。友人に名前を聞きたい気持ちを抑えて、まずはただ見て、匂いを嗅いだり、触って感じてみたり。すると、名前がわからないことで、好奇心が駆り立てられて、まるで子供のような集中力で「今ここ」にいる私が。
「うわー、凄い。何これ! 見て見て〜!」と。
名前がわからないなんて不便で不自由なことのように聞こえます。しかし、ラベルがないことで、心が何にもとらわれていない状態になり、解放されて素直に喜びを感じる感覚を味わいました。
実は、昨年はなるべく、すべてのことを初めてのことのように体験してみようと試みていました。例えば、よく知っている人も、この人はこういう人とラベルを貼らないで、初めて会ったかのように接してみようと。そうすると、自分が今まで見えてなかった違う側面が見えてくるんです。
でも、いつもの環境に身を置いていると、なかなかそうはできませんでしたが…。
昨年うまくできなかったので、今年は生まれたばかりの気持ちで朝を迎え、先入観をなくし、まるで初めてみるかのように全てのことに接してみることを心かげてみたいと思います。
ちょっとワクワクしてきました(笑)。