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不安な時に役に立つマインドフル・セルフ・コンパッション「足裏を感じるワーク」

こんにちは。

不安な時にも有効な「足裏を感じる」というマインドフル ・セルフ・コンパッションで使われているワークを紹介させてほしい。

このワークは、不安や感情に圧倒されそうなときに、「自分を安定させ、血に足の着いた状態をかんじる(グラウンディング)ためのもの」である。

研究でも、この実践をすると、怒りなどの強い感情を処理できることが示されている(Sinh et al., 2003)。

足裏を感じるエクササイズ

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・立ち上がって自分の足裏が地面についている感覚を感じる。靴ははいたままでも、ぬいでいてもかまわない。(裸足で行うとより強い感覚を感じられることが多い)

・足裏をさらに感じるために、ゆっくり前後左右に体を揺らしてみる。膝で小さな円を描いて、足裏に違う感覚が生まれるのを感じる。

・心がさまよったら、自分をせめず、ただ足裏へと再び意識を戻す

・次に、ゆっくりと歩き始め、足裏の感覚の変化に気づいていく。足を持ち上げ、一歩進み、床にまた足を下ろす感覚に気づいていく。もう片方の足でもおなじことを繰り返していく。また一歩、また一歩と続ける。

・歩きながら、片足の足裏の表面積がどんなに小さいか、そしてその足が全身をどうやって支えているかに感謝する。

・もしできるなら、足がいつも懸命に働いていてくれることに対して、少し時間をとって「ありがとう」と伝えてもよいかもしれない。

・ゆっくりと足裏を感じながら、歩き続ける。

・そして、再び立った状態に戻る。意識を全身に広げ、あらゆる感覚を感じ取り、いまのあるがままに存在する。

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実践

実践して、どんな感じだっただろうか?

不安に圧倒されてパニックになっている時は、頭が忙しく、気持ちが体から離れて上の方にいる感じになることが多いように思う。

わたしも過去に何度かパニックになったことがあるが、そういう時は、足の感覚を感じることすら難しい。

グラウンディング(地に足をつけること)は、パニックや不安の時にも有効なスキルの一つだ。

「そうだ足裏足裏!」と思い、足裏の感覚に意識を向けてみてほしい。

地面、地球と接点を感じることもまた有効と言われている。

靴を脱いで芝生で実践したり、砂の上を歩いたり、足の裏をよりいきいきと感じる場所でのワークもオススメする。

どんな時でも実践できる。家の中でもできるし、散歩の途中で、スーパーの中で歩いている時、いつでも足裏を感じることができる。

試してみてほしい。


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