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マインドフル・セルフ・コンパッション のオンライン講座を受講中に起きた自分自身の変化について

現在、アメリカのマインドフル・セルフ・コンパッションのオンラインコースを3ヶ月にわたり受講中である。全10回なのだが、今日で9回目が終わった。毎回2時間の講座をオンラインのzoomで20名弱のクラスで受講する。

CMSCというのは、アメリカにあるマインドフル・セルフ・コンパッションを広めるために作られた組織で、主にChris Germer とKristin Kneffによってプログラムは作成された。ここのコースの一つにオンラインのクラスがある。海外からでも時間さえあえば受講可能である。(時差を間違えてクラスが変更になったが・・)

日本で、マインドフル・セルフ・コンパッション の正式なトレーニングを受けた講師は数える程しかまだいない。タイミングよく自分が住んでいる地域で実施されているMSCのコースもないので、オンラインの受講となった次第である。

ワークブックは、当マインドフル心理臨床センターの理事もしてくださっている中央大の富田教授らによる翻訳のワークブック。これが実によいのだ。

このワークブックに基づいた、ワークをオンラインで習っているといってよい。日本語のテキストも手元においていると理解が深まるのが早く、本当に助かっている。

先生が一人いて(ナタリー)、瞑想をガイドしてくれて、様々なワークや、分かち合いを仕切ってくれる。その先生のガイド瞑想を、寝る時毎日聞いている。

さて、マインドフル・セルフ・コンパッション とは、簡単にいえば他人に向けるような思いやりの気持ちを、自分にも向けられるようになることなのだが・・

マインドフルネスと同じく、「言うのは簡単だが、実践するのが難しい」のである。

特に後半は、恥の感覚について思いやりをむけたり、難しい怒りの感情に向き合ったり、今日は、困難な人間関係のベースにある本当のニーズなんかを見るのだから・・なんというか・・結構大変である(汗)

なんだろう。あまりこういうエクササイズをいままでしたことがないので、している最中から「ぼんやり」してきて、終わった頃には、久々に整体を受けて、かえって怠くなるみたいな・・・だるさが出てくる。

いや〜、慣れないですな・・

以前の記事にバックドラフトを起こしたことも書いたが・・・




MSCを受講中に起きた変化

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おととし、MBSRをオンラインで受講した際は、長年の恐れで実行できていなかった「ペイパードライバーを克服」「車で母子キャンプにいく」というミッションをクリアーした。その後も、どうやら以前だったら恐れてしなかったような行動、マインドフル留学とか・・を取れるようになったのだ。

今回のMSCの受講中に起きた変化はどうであろうか?

(1)やはり積極的になっている

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行動を計画し、実行できることが増えているように思う。新たなプログラムを思いついてそれを企画・実行できたり。前から書いていた論文をとりあえず書き終えたり。できたらいいな〜が実際になる感じである。

マインドフルネスを実践するようになったころから増えていたが、MSCを受講してから、さらに強く実感している。

瞑想するなかで、「今何が必要かわかる」「次に何をするべきかがわかる」からではないかと思う。

思いやりが加わることにより「恐れ」より「やる気」「実行力」が増加するのだ。

(2)他人や家族への思いやりの気持ちが増えた

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慈悲の瞑想やMSCのエクササイズを実践するようになってから、見ず知らずの人に対してもあたたかな気持ちが増えた。特に赤ちゃんや、子どもに対して、思わずほっこりとした笑顔が出ることが増えた。

家族に対しても、以前だったら、イライラしていたところも、思いやりの気持ちが持てるようになった。当然だが、今でもイライラすることはある!(笑)

そしてイライラしたとしても、「あたって悪かったな」「ちょっときつい言い方だったかな?」と、すぐに気づいて謝ったり、「私も疲れているのかな」「休みが必要」など、自分にも思いやりを向けることができるようになった。

(3)子育て中で援助職をしている自分へのいたわり

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時々、どうにも仕事で疲れてしまったり、仕事がたまっているのに思うように家族行事で動けなくて、焦ってしまうことがある。

MSCのクラスでは、子育て中や、援助職の人は「共感疲労」を起こすので、自分に対するケアをより丁寧にしてあげましょうと習った。

なるほど、「思いやり疲労」「共感疲労」思い当たる節がある。

どうにも、自分に対するケアなんて・・贅沢よね、などとないがしろにしたり、大切しないことが当たり前だった。「酸素マスクも、子どもにする時はまずは自分から」というように、自分が思いやりを十分に受け取っている必要があるそうだ。

こういうエクササイズをしていると、ぼんやり、ぼーっと体があたたくなり、やる気が出てきたり、逆に効きすぎて怠くなったりするのである(笑)

まとめ

依存症や悪習慣に対するマインドフルネスプログラムであるMBRPを施設などで実践している。そこで、悪習慣(飲酒など)で本当は自分が何を得たいと思っていたのか?について話し合うのだが・・

本当に依存症の方々が欲しいものは、「安心感」「思いやり」「いたわり」「大切にされたい」「愛されたい」「認められたい」「リラックスしたい」だったりする。

こういった、本当のニーズに気づく上でも、ある程度自分に思いやりの気持ちを向ける練習をしないとそこに気づけない。

そういった意味でも、MSCは実に画期的で革新的なプログラムであり、今後どんどん日本でも広まっていくといいのに・・と思っている。実際、アメリカでは大人気のコースだそう。

自分に思いやりを向けることは、マインドフルネスの一つの側面だが、MSCはそこに特化したプログラムだと言えるだろう。そして、効果も高い分、なかなか受けるほうも大変だった。深く入る分、深く効果がある・・感じである。

できれば、今年度中に講師養成コースを受けに渡米したいと考えている。

オンラインで、セルフコンパッション を使った日本語による瞑想は、のりこさんのサイトに沢山素敵なガイドがありますので、ぜひ!




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臨床心理士・公認心理師・MBRP講師。(MBRP:アディクションへのマインドフルネス)マインドフルネス心理臨床センター代表。http://mindfultherapy.jp アディクション・学生相談が専門。マインドフルネスを支援に組み込んでいきたい。趣味:キャンプ、カメラ、温泉
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