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『コンパッション』ワークショップ

ハリファックス博士4年ぶり来日にあたり、待望の書籍ワークショップ化。
2023年4月1~2日に開催し、会場とオンラインでのご参加者を含め、130名もの皆様と共に深くオープンな時間を過ごすことができました。

MiLI主催のイベントでリアルとオンラインのハイブリット開催は久しぶりで、無事に終えることができましたことを、御礼申し上げます。


当日の流れ

参加者は、書籍『コンパッション』を事前に読むことが要件という、なかなかのハードルにも関わらず、このような流れで進んでいきました。

章ごとに、グループでの対話→講話→ワーク→振り返りのセットを繰り返すことで、あなたにとってのコンパッションとは?を見出していきます。

DAY1
コンパッションとは(1): ハリファックス博士講話+あなたにとってコンパッションとは
第一章 利他性: 利他性が自分と相手にもたらすもの
第二章 共感: 共感疲労から真の共感へ
第三章 誠実: 誠実さなくして、自由はない

DAY2
第四章 敬意: より多くの様々な人に敬意を持つことの可能性
第五章 関与: 賢明な関与の仕方が燃え尽きを防ぐ
再びコンパッションとは(2):ハリファックス博士講話+ワークショップを経て、あなたにとってコンパッションとは?そこから描くビジョンとアクションは?

各章で行う流れ
1. 参加者による小グループでの各章の学びシェア
2. ハリファックス博士よりの講話+Q&A
3. ハリファックス博士またはウェンディ・ラウ医師による体験ワーク
4. 小グループに戻り各章の振り返り


フォトギャラリー

両日のアーカイブ動画は参加者限定ですが、主に会場でのワークショップの様子がわかるような、選りすぐりの写真です。写真撮影OKでしたので、老師とのツーショットを撮りたい行列は絶えることがありませんでした。

4、5名のホームグループ
ウェンディさんによるワーク
オンラインからの質疑応答
締めは、中野民夫さんによる新曲を合唱

参加者の声

参加後の感想は、facebookやLinkedinなどSNSに投稿された方々もいらっしゃいました。お一人おひとりにコンパッションが届いてきたことがうかがえます。※ご本人のご了承を得て、引用させていただきます。

・益子 陽介さん

ジョアン・ハリファックス老師による2日間のコンパッション・ワークショップ@東京に参加させていただきました。
前日アメリカから日本への飛行機が予定通りに行かず、搭乗ゲートで別会社の航空券購入したり、パスポート失くして空港走り廻ったり、なんとしてでも参加したいという想いで奇跡的に会場に辿り着くことができました 😅。
老師の強さ、深さ、広さ、本物さ、何よりも身体から滲み出ているコンパッションに、実際に目で見て、耳で聞いて、全身で感じ、触れることができて、何度も涙が止まらなくなりました(これを書いている今も思い出すだけで涙がでてきてしまっています)。
生まれて初めて、オーラ (在り方、Beingそのものがコンパッション) ってこういうことなんだなって体感しました。
最後に直接老師から、
「道に迷っても何度でも戻ってくればいい」
「あなたはもう十分。これ以上何も必要ない。何もしなくていい」という、今の自分に一番必要だった、何にも変え難いプレゼント(お言葉)をいただきました。
(その言葉を聴いた妻が号泣していたのを見て、また号泣😂)
もう十分。ではあることを認識しつつ、コンパションを基本的価値に置いた自身の生き方、経営によって、世の中にコンパッションの輪を広げていきたいという想いが湧き起こっているので、一呼吸一呼吸を大切に、頑張らないように、頑張っていきたいと思います。
主催者のMiLIの皆さん、君子さん、荻野さん、全ての根源であるパートナーであり妻である早苗さんに感謝したいと思います。
みなさん、本当にいつもありがとうございます 🙏

・佐藤 光敏さん

4/1-2『コンパッション』の著者ジョアン・ハリファックス博士から学ぶワークショップにリアル参加できました!
まさに時は、「保健・給食」にマネジャーとして関わろうとしている直前。これからの前途に最も必要とされるだろう学びを与えてくれました。これも神様の思し召しでしょうね。
そんな奇跡に感謝すると共に、ハリファックス老師、ウェンディ講師をはじめ、MiLIのスタッフの皆さん、受講者の皆さんに心の底から感謝しています。
皆さんへの恩返しは、きっと新しい場所で美しい花を咲かせることでしょうね。来週の学びにも、オンラインで参加させていただきます。

・新居 恵美さん

<ジョアン・ハリファックス老師とコンパッション>
絶対に参加したい、参加せねばと思った。参加して良かったと思った。
もう先週の話ですが、4/1-2 品川で開催されたジョアン・ハリファックス老師によるコンパッションのワークショップのことです☺️
老師の佇まい、お声、お言葉すべてが特別で、身体の細胞という細胞が開きました。
圧倒的な存在感。
なのに威厳という鎧がなく、ユーモア交じりにわかりやすく伝えてくださる様子はとてもチャーミング。
同じ場にいられたことに感謝いたします。
書籍では、対人関係の5つの資質として「利他性」「共感」「誠実」「敬意」「関与」があげられている。
それぞれの資質にはエッジ(崖)があり転落することもある。その良きバランスを見つけるのがコンパッションなら、転落したとしてもそれを成長の糧に変容させるのもコンパッション。
Life is a path of discovery.
との老師のお言葉を聴いていると、成功も失敗もすべての体験が人生を豊かにしてくれると信じられる。
志を同じくする参加者との対話も最高に楽しかった。他の人の考えや体験談を共有することは、他者の人生を疑似体験することだから自分の枠が広がる。私の音楽や日々の生活にも影響することだろう。
もうひとつ印象的だったのが老師が質問を受けられてから応えられるまでの「間」と眼差しです。相手の目をしっかり見ることでその人はどういう意図で質問をしたのかを全身全霊で知ろうとする。共感し寄り添おうとする。そのための間。この間があるからこそその人に真に役に立つお言葉が紡がれるのだなぁと。(私の推定ですが...)
主宰のMILIさんのご厚意によりサインを頂き、写真もご一緒に撮らせて頂きました。青ペン赤ペンにまみれたこの本を一生の宝にします💗
老師、ウェンディ先生、君子さん、MILIスタッフの皆さま、ご一緒してくださった皆さま、ありがとうございました🙏✨

・中村 有作さん

4/1-4/2 と”コンパッション”を学び・体感してきました。
コンパッション…ジョアン・ハリファックス老師の著書では『状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力』とされています。
コンパッションの5つの要素は「利他性」「共感」「誠実」「敬意」「関与」。
でも知らぬ間に、似て非なるもの/状態になっていませんか?
・誰かが/誰もが傷ついてしまう“病理的”利他主義
・”共感疲労”
・”良心の呵責や義憤”の先の道徳的な苦しみ
・軽蔑がシステムに取り込まれた姿である”構造的な抑圧”
・”燃え尽き”
どうしてそんな悲劇が起きてしまうのか、どうやって防ぐのか・癒すのか?
キーワードに引っ掛かるものがあった人は英治出版の[Compassion]おすすめです。
混乱や不義に立ち会ったときは、被害者ヅラするでなく「何を学んでいるのだろうか?」に立ち返ろう!
そういう時って他者に言われても素直に受け入れられなさそうなので、自分自身で問うしかないかもしれない。
その瞬間は無理でも、自身に問い、その答えに気付いたときにこそ苦しみは和らぎ・役立つものが見つかるというのは誰しも実感できることに思う。
2023年度の基盤となる2日間になった感!
私は自分の身体の声に向き合い・限界を識り・無理させず守ることを心がけようと思いました。
自分のことすぐ無視しちゃうからなぁー
本当に最高な学びと出逢いにあふれた空間でした。関わったすべての人に感謝です。天気もよくて大感謝✨

・西村 静香さん

この週末は、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(MiLI)さん主催の、「著者ジョアン・ハリファックス博士と学ぶ『コンパッション』ワークショップ」に参加をしてきました。
LetterMeを始めてから、このLetterMeの体験は「セルフ・コンパッション」そのものだよね!!とFBを貰う機会があり、その言葉で私は「セルフ・コンパッション」なるものを認知したのですが、でも調べれば調べるほど、多分そのようだ、と思うようになりました。
そこから「コンパッション」というキーワードについてアンテナがたつようになり、今回たまたま目にしたこのワークショップにご縁を感じて参加をしてみました。
2日間のリアル会場で参加するワークショップは、インプットはもちろんですが、体や心で感じることが多く、備忘録として、今心に残っていることで残しておこうと思います。
この2日間は、ひとつひとつのテーマごとに対話をし、ワークショップをし、ジョアン・ハリファックス博士からの話を聞きながら進んでいきました。その中で、すべての要素で、対自分へのそれが完了できていること・継続して向けられていることが大切で、それがあるからこそ対他者や世界に向けて無条件のそれが発揮できるんだと感じました。(そのような明確なメッセージはなかったですが、私はそう感じとりました)

そのために自分を知ること「Know oneself」、そして自分にもケアとコンパッションを持って接し、自分自身の限界も認め、「strong back soft front」=力強い背中と、オープンで開けた心で、社会に向かっていく(瞑想中の姿勢を正すときに投げかけられた言葉でしたが、その意味合いに心の在り方も含まれておりました)。
そんなあり方が、自分を犠牲にせず、社会や人のためにも役立ち、「共にいる」力に繋がっていくんだと感じました。
(理解するという表現が適さないと思い、感じたという表現を使っています。ワークショップ中はロジカルに答えを欲しがったり、理解をしようとする自分が何度も出てきていることにも気が付きました)
たまたまワークショップを受ける日の朝に発信したLetterMeのApril Dream企画/LetterMeの夢
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「自分を大切にして欲しい」 それがLetterMeのシンプルな想いです。
自分を大切にし、自分フルネスな状態にあると、温かくてポジティブなパワーが自分だけではなく、大切な友人・パートナー・家庭や職場・そして地域や社会に伝播していきます。
そしてその先に、それぞれの「らしさ」を活かしたアクションや取組みがたくさん生み出され、日本が今よりもっと明るく元気になると考えています。
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ここに通ずる想いを感じ、LetterMeをやる意義や意味を、自分の中でも改めてはら落ちさせることができました。
そういう意味で、このタイミングでたまたま参加をした機会でしたが、今の私にとってすごく意味のあった出会いだったんだと感じています。
MiLIさん主催ということで、会場ではLinekdinでもLetterMeのことでもいろいろと機会やご縁を頂いている中村 悟さんにお会いすることができ(会場にいくまで予想しておらず、突然リアルでお会いできびっくり、笑)記念にお写真もパシャリ!!

以上、『コンパッション』ワークショップの開催レポートでした。

最後は、木蔵シャフェ君子(MiLI理事)のfacebook投稿された言葉で、締めくくります。

言い出しっぺの私の思いや無茶振りに、優しさを持って巻き込まれてくれたMiLIの同僚の能力の高さや人間性。
ボランティアスタッフの皆様の献身と温かさ。
ご参加者の真摯に向き合う姿勢と、勇気ある探求。
そしてハリファックス老師とウェンディ医師の叡智と存在感。
もう2度とないワークショップ。
もう2度とないこの経験。
でもそれでいい。
そして旅は続く。


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