LINEは「1:N:O(Other)」というお話
こんにちは。点心LAB 研究員のGです!今回は、LINE公式アカウントの運用の効果を最大化する「1:N:O」という考え方について紹介します!
早速ですが、皆さんは「LINEを使い始めた日」のことを覚えていますか?
私は全く覚えておりません(遠い目
「いつの間にか気付いたらLINEを使ってました」という方が多いのではないでしょうか。
そんな私たちの生活に溶け込んでいるLINEですが、全機能を使いこなしている!と、胸を張れる人は0人に近いのではと思います。
友だちとの連絡する為のツールというだけでなく、今では多様な使われ方してるんですよ。
■LINEで出来る!意外なコト
メッセージだけを使っているのが勿体ないくらい、便利な機能の数々ですよね。
これらのほとんどは、私たちが普段使っているものと少し異なる【LINE公式アカウント】と呼ばれるアカウントを通して提供されているサービスです(※「LINEが財布に」は含みません)
そこで今回は、機能がどんどん増えて到達した【LINE公式アカウントの「新しい考え方」】をご紹介します!
この記事は、これから「LINE公式アカウントを運営する」予定の人も、もうベテラン担当者!という人にも是非読んで頂きたい内容です。
■LINEの新しい考え方、その名も「1:N:O」
1:N:Oとは「1(個人・企業):N(ユーザー):O(Other)」のことで、個人・企業から発信した情報を「LINEで受け取ったユーザー」がLINE以外の場所で行動させるフローを指しています。
まず前提として、LINEは、TwitterやFacebook・Instagramと比べて「クローズなSNS」と言われています。
確かに、普段よく使うメッセージ機能は普通に使っていれば拡散することがないので、クローズと言われてるのも納得できますよね。
一応、拡散する機能として「タイムライン」がありますが、【LINE公式アカウント】から【ユーザー】に対して一方的に情報を配信するという印象があり、他のSNSのようにユーザーから拡散していくような要素としては、まだまだ弱いように見えますよね。
でも、実はLINEって数えきれない程、拡散要素があるんです。
「よくわからない」という方は、この図を見てみてください。
■1:N:Oの流れ
これは、企業のLINE公式アカウントから情報が配信された結果、ユーザーが様々な行動をしていることをまとめた図です。
見てわかるように、LINE内の機能で拡散されていくというよりは、他のWEBサイト・SNSで情報が拡散し、リアル店舗でクーポンを使うなどの行動に繋がっていることがわかると思います。
1:N:Oの「Other」とは、上の図で言うところの「店舗への訪問・SNSのシェア・WEBサイトでの発信」に当たる部分です。
LINEはTwitterのように強い拡散機能を持っていません。
ですが、1:N:Oでは「ユーザーに行動を起こさせるための情報を発信する」ことで、他媒体での拡散に繋げることができるという考え方です。
これを読んでいるあなたも、こんな経験があるのではないでしょうか。
■LINEを使ったこんな経験していませんか?
このように、LINEを通して広がった結果、色んな使い方をされているのがわかるかと思います。
でも、今運営されている「LINE公式アカウント」では、この1:N:Oを意識した情報発信はあまり多くありません。
例えば、こんなメッセージ。
■LINE公式アカウントで見かけるメッセージ
内容は違えど、LINE公式アカウントでこういうメッセージをよく見ますよね。
企業のLINE担当者は「企業→ユーザー」という形で「ユーザーの行動を意識していない情報発信」をしてしまい、拡散する可能性を止めてしまっている為、かなり勿体ないのです。
これを1:N:Oを意識した内容に変更すると、さらにユーザーの行動が具体的になります。
■1:N:Oを意識したメッセージ
ユーザーに求める行動の敷居が高くなったように見えますが、「今度、友だちと行くときに見てみようかな」「面白い企画!SNSでみんなに知ってもらお!」といったような行動に繋がる可能性が上がるのです。
LINEの「1:N:O」という考え方は、上記以外にも活用の幅がさらに増えてきています。その理由の一つに「ミニアプリ機能」の追加があります。
■LINEに最近「ミニアプリ」機能が追加されました
ミニアプリとは、スマホにアプリをインストールしなくても、LINE内で起動できるアプリとなっています。
つまり、スマホの容量を圧迫することなく、LINEの画面からアプリを起動できるのです。これが誕生したことで、LINEで出来ることの幅はさらに広がりました。
例えば、
■美容院の予約アプリ
■高級ブランドのショップアプリ
■飲食のモバイルオーダーアプリ
■電車やバスの乗り換え案内アプリ
■お料理レシピ検索アプリ
■家計簿アプリ
■薬の予約受け取りアプリ
などなど。。。
上記のすべてが、LINEアプリの中で使えちゃうんです。このバラエティの広さ!まだまだ広がっていきそうですよね!
LINE公式アカウントからLINEミニアプリを起動して頂き、実店舗の利用に繋げるといったユーザー遷移を作るのです。
先ほどの実店舗への訪問に繋げる形と違って、ミニアプリというクッションを入れることで、敷居を下げることができますね!
「1(個人・企業):N(ユーザー)」の先にある「O(Other)」へ繋げるための仕組みまでを作ることで、LINEの情報設計を完成させましょう!
もし、「O(Other)まで考えられてなかったな」「他にはどんなことができるの!?」と気になった企業担当者の方は、是非一度マインドフリー株式会社にご一報くださいね。
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