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【経済本100冊】Vol.37:『これだけは知っておきたい「金融」の基本と常識』(著:永野良佑)のあらすじ

経済本100冊読破タイトル作成

こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。
こちらでは、「数字に疎い心理オタクが、経済関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、読破した経済関連の本を紹介して行きます。
既に経済に詳しい方もそうでない方も、今後の本選びの参考にして頂ければと思います。


今回ご紹介するのは、永野良佑さんの『これだけは知っておきたい「金融」の基本と常識』です。

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基本情報

タイトル:これだけは知っておきたい「金融」の基本と常識
著者名:永野良佑
初版発行年月:2008年2月
ページ数(大体):約220pg
難易度所感〈五段階〉:★★★ ほどよい

大和の適当あらすじ

金融・為替・投資・保険等の様々な基本を一から一つ一つ教えてくれる本。


全体の感想

僕はどちらかと言うと金融には疎い方ですが、この本では金融・為替・投資・保険等々、様々な金融関連の基礎知識を分野をまたがって網羅してくれているので、金融ビギナーが金融全体の仕組みとか概要を掴むには非常に役立つ本です。何気に入門書としては異例の5万部突破してるそうです。

どの位親切かと言うと、「何故そもそもお金には価値があるのか?」とか「そもそも金融とは何か」から解説してくれる位、基礎の基礎から教えてくれます。かと思うと、J-REITとかETFとかの、最近話題になってるワードもきっちり押さえてくれています。既に経験的に金融に詳しい人も、この本を読むことで、何となく経験的に知っていたことの仕組みや、実は細かく分けると色んな形態のものがあった…何て新発見があるかと思います。

あと一つ一つの解説の文章量も、洗練された短さなのがいいです。表紙と言い内容と言い地味っちゃ地味ですが、いかにも入門書 オブ ザ 入門書と言う感じですね。


大和の学びポイント


< 学びポイントまとめ >


★信託とは
★投資信託のメリット
★一般的な投資信託とは
★委託者非指図型投資信託とは
★ETFとは
★再保険とは
★信用取引とは
★外国人投資家とは
★J-REITとは
★ファンドとプライベート・エクイティ・ファンドとは
★アクティビスト・ファンドとは
★ヘッジ・ファンドとは


< 各詳細 >


★信託とは
・・・「信託」とは、他人を信じて財産を託すことである。イメージ的には、財産を頑丈な箱に入れて、他人からの影響を避け、その財産を管理・運用することである。財産にはお金や不動産、債券、株式等が含まれる。信託には、財産を持っていて、その財産の運用や管理を託す「委託者」と、その運用や管理を請け負う「受託者」、運用・管理のメリットを受ける「受益者」と言う人達が登場する。猶、この三者が全て別々である必要は無い。受託者は、運用・管理を請け負った財産を別の財産と切り離し、他の人や他の財産からの影響を排除しなくてはならない。


★投資信託のメリット
・・・投資信託は、様々な財産の分散投資・コスト削減・運用をプロが行ってくれると言うメリットがある。但し投資金額と手数料の関係に注意が必要で、基本的に投資金額の大小によらず、証券会社の手間は同じなので、投資金額が大きい方が手数料は低くなる。また、金額が少ないと、いくら運用のプロでもその手法には限界が出るので、プロが思い切り腕が振るえるような大きな金額の方が、投資信託におけるメリットは大きいと言える


★一般的な投資信託とは
・・・一般的に「投資信託」「投信」と呼ばれるものは、「契約型」に分類される。契約型の投資信託では、投資家のお金が一旦信託銀行にプールされ、その資金が株や債券等の有価証券に投資されるが、その株や債券の名義、法律的な持ち主は信託となる。運用は投資信託委託会社と言うプロが行う。つまり、お金・証券を銀行が保管し、運用はプロが行うのである。投資家は、信託に対する持ち分を保有すると言う形になり、この持ち分は信託の管理・運用による利益を受ける権利で、法律上は「受益権」となる。


★委託者非指図型投資信託とは
・・・一般的な投資信託は、財産を信託銀行が保管し、運用はプロの別会社が行うが、実は信託銀行も資産運用のプロが揃っている組織である。と言うのも、国民が将来受け取る年金は、信託銀行や生命保険会社が運用しているからである。そこで、わざわざ別のプロの会社に運用を任せることは無いだろうと言う発想から、「委託者非指図型投資信託」と言う特殊な投資信託が生まれた。これは、受託者である信託銀行が、信託財産の運用・管理も行うもので、委託者兼受益者である投資家は、運用に関する指図をしないと言う形態のものである。


★ETFとは
・・・「ETF」とは、通常の投資信託と異なり、証券取引所で売買される投資信託である。一般的なETFは株式の投資信託であるが、運用に際して個別の銘柄を選択するものでは無く、「日経平均株価」や「TOPIX」と言った株価指数に連動するように設計されている。株式投資の資産運用には、銘柄をきちんと選んで好成績を上げようとする「アクティブ運用」と、株価指数と同じで良い「パッシブ運用」とがある。一般的なETFはパッシブ運用と呼ばれる運用法になる。猶、一般的な投信でもアクティブとパッシブの違いはあり、パッシブ運用を行うものは「インデックス型投資信託」と呼ばれる。


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