【WEBマーケ本100冊】Vol.21:『僕らはSNSでモノを買う』(著:飯髙悠太)のあらすじ
こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。
こちらでは、「数字に疎い心理オタクが、WEBマーケ関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、読破したWEBマーケ関連の本を紹介して行きます。
既にWEBマーケティングに詳しい方もそうでない方も、今後の本選びの参考にして頂ければと思います。
今回ご紹介するのは、飯髙悠太さんの『僕らはSNSでモノを買う』です。
基本情報
タイトル:僕らはSNSでモノを買う
著者名:飯髙悠太
初版発行年月:2019年8月
ページ数(大体):240pg
難易度所感〈五段階〉:★★★ 普通
大和の適当あらすじ
SNSマーケティングの意味や醍醐味を理論的に分かりやすく教えてくれる本。
全体の感想
何となくSNSが流行っているから、マーケティング上やっといた方がいいんだろうな~~と僕は思っていましたが、この本を読んで、SNSの活用がいかにSEO対策や他のWeb広告に比して有利であるかを理論的に理解することができました。特に、SNSじゃないと情報が中々届かないと言うのは、今まで分かってるようで分かって無くて、単純なことではあるんですが、目からウロコでした。
また、SNSの活用と言うと、単に商材販売の導線と考えたり、一気に拡散されるバズを狙いがちですが、初心者がよく抱くそう言った思い込みの誤りも、一つ一つ丁寧に解き明かしてくれていて、そこが凄く親切だなと感じました。
SNSマーケティングのお仕事に既に携わっていると言う人でも、案外分かってるようで分かって無かったと言う所があると思いますので、改めて本質を理解し直すと言う意味でも、本書は入門者だけでなく、中級者にもオススメできる教材だと思います☆彡
大和の学びポイント
< 学びポイントまとめ >
★顕在化した顧客の奪い合いはレッドオーシャン
★親しい人からの口コミが一番!
★口コミと商品名の検索は比例関係
★UGCの3つの特徴
★バズは目指すものでは無い
★UGCは検索と言う行動自体を促す
★ツイッターはUGC活用に向く
★LINEはUGC活用には向かない
★カツラはUGCに向かない
★SNS時代の購買プロセス「ULSSAS」
< 各詳細 >
★顕在化した顧客の奪い合いはレッドオーシャン
・・・少子高齢化の現代、「この商品を買いたい」と明確に思っている、顕在化している顧客を相手にするだけでは、市場は広がらない。また、顕在化した顧客を相手に検索ワードを争うライバルが増えているので、リスティング広告の広告単価は上がって行き、収益が上がらないようになって来ている。なのでこれからの時代は、まだ顕在化していない顧客を相手にどうアプローチするかを考えて行く必要がある。
★親しい人からの口コミが一番!
・・・日本の顧客での、購買決定における影響力順位の第一位は、「家族・友人・知人からの推薦」である(※出典:デジタルメディア利用実態グローバル調査)。第二位はテレビ広告、第三位はオンラインレビューである。情報が氾濫している現代においては、情報の99%が届かないと言われるが、親しい人の言葉はちゃんとユーザーに届くのである。なので、SNSの口コミをいかに活用できるかが大事になっているのでる。
★口コミと商品名の検索は比例関係
・・・UGCと指名検索の数は比例関係にある。「UGC」とはユーザーが作ったコンテンツのことで、SNSの口コミがこれに相当する。「指名検索」とは、企業名・商材名等の固有名詞での検索のこと。つまり、口コミが商品名やブランド名の検索数に大きく影響を与えているのである。また、指名検索はリスティング広告による入札の競り合いに巻き込まれないのもいい所である。
★UGCの3つの特徴
・・・「UGC(User Generated Contents=ユーザーが作ったコンテンツ)」には3つの特徴がある。①情報の信頼性が高いこと。②行動転換(態度変容=購買行動)が起こりやすいこと。③シェアされやすいこと。・・・である。情報爆発が起こっている現代においては、認知されるだけでも大変なのに、UGCはユーザーに届きやすく、且つ、深く刺さりやすいのである。
★バズは目指すものでは無い
・・・SNSで認知を増やすと言っても、一過性のバズでは購入に繋がりにくい。「瞬間的に大きく拡散すること」がバズなら、バズを生む企画を続けることは物理的に難しく、現実的では無い。それよりも、着実な口コミがどんどん発生され、それが蓄積されて行くことを目指すべきである。その中で時々自然発生的にバズが生まれるのであって、企業サイドの仕掛けでバズを目指すべきでは無いのである。
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