「潜在意識に原因がある」と言われて、ややこしくなっていた話
私のところには、自分の悩みを解決したくてカウンセリングやコーチングを受けたり学んできたけれど、
・心がラクにならなかった
・どこか変わり切れていない
・行動できないままだった
という方々がご相談にきてくださいます。
今日はMさんの話。（許可を得て掲載）
Ｍさんには やりたいことがあって、まずは副業として始めていけたらなと考えていたそうなのです。
でも、「その行動ができないんです・・・」ということでした。
Mさんは心理系の自己啓発本を読んだり、ネットからの情報をもとに自己分析を重ね、行動を止めてしまっている自分の思考をある程度理解されていました。
たとえば、こんな感じ。
↓
うまくやれなかったら・・
満足してもらえなかったら・・
そんなことやりたいの？って思われないかな・・
というように、自分の中から出てくるネガティブな思考に気づいていたＭさん。
でも、それがわかっても行動できるようにはなれなくて、コーチングを受けてきたそうなんですね。
それでも尚、行動できる自分になれなくてセッションで言われたひと言。
それは、
／
潜在意識では
やりたいと思っていないんじゃない？
＼
はい、出ました(^_^;)
Ｍさんに限ったことではないですが、行動できない原因や変われない原因は潜在意識だと言われてきたクライアントさんは沢山います。
そして皆さん、「潜在意識を変えないといけないんだ…」と考えるようになっていったのです。
潜在意識とは、今までの人生の中で作られてきた経験や体験、見てきたこと、聞いたことなどがすべて潜在的に埋め込まれているもの・・というように言われています。
また、過去生の記憶もそこに潜在しているとも言われていますよね。
ですのでＭさんは、どうして自分は行動できないのか？ということを、今までのネガティブな経験や体験を掘り返すことで解決を見い出そうと考えるようになったそうです。
行動できない原因を経験や体験に探れば、それらしいことは見つかります。
たとえば、
・行動を親に制限されていた
・大きな後悔や、ショックが大きかった失敗体験がある
・過去に誰かに言われた一言で心が傷ついた
・自分が誰かに言った一言で傷つけてしまった
など。
それがわかったことで昔と今の区別をつけることができ、解決していける場合もあります。
でもＭさんも、私のところに来てくださる他のクライアントさんも、過去や記憶を探っても行動できる自分にはなれなかった方々なのです。
むしろ、ネガティブな出来事やネガティブ状態に陥った時に、
「潜在意識ではどう考えているんだろう」
「潜在意識にはどんな思いがあるんだろう」
というように、潜在意識を明らかにすることに一生懸命になってしまっていました。
行動できるようにならないままで、潜在意識を何とかしなければ・・と問題がすり替わってしまうのです。
そんな状態だったＭさんですが、ネガティブ解消トレーニングを卒業されて約１年。
「来年いっぱいで
会社勤めをやめられたらいいなと、
方向性が見えてきました♡」
こんな報告をいただきました！
Ｍさんは必要な行動をちゃんとしていけるようになったのです！
何をやったと思いますか？
それは、
Ｍさんの『習慣化された《無自覚の基準》』を明確にして
ネガティブを自在にコントロールできるようにしたんですよ！
《無自覚の基準》とは、自分の感情・思考・行動に影響を与える元になるものです。
行動したいのに出来ないのは、自分の中に《無自覚の基準》が習慣づいていて、それに気づけていないからなのです。
でも、Ｍさんの場合は、
「うまくやれなかったら・・」
「満足してもらえなかったら・・」
「そんなことやりたいの？って思われないかな」
このように自分の中から出てくるネガティブな反応に気づいていました。
だけどそれが、《無自覚の基準》から出ているものだと理解していなかったんですね。だから自分のネガティブをコントロールできなかったのです。
それも、「潜在意識に・・」と考えてしまうことで、コントロールすることから遠く離れてしまっていました。
でも、《無自覚の基準》を明確にしてネガティブをコントロールする練習をして、ちゃんと行動もできるようになったのです。
結局、潜在意識の書き換えをやっても、ネガティブが発動するのは変わらないのです。
《無自覚の基準》を明確にして、ネガティブをコントロールしていける方が、潜在意識を変えようとするより断然効果的ですよ！
ただ、、
ネガティブを自在にコントロールできると、心はとってもラクになっていくんですが、コントロールできるだけだとネガティブが生まれ続けてしまうことは変わりません。
だけど安心してくださいね♪
ネガティブを生み出すことをやめていける方法があります！
それは、
２つの基準で心の自由を取り戻す。
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