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セッションは、論破する場でない

 カウンセリングやコーチングのセッションにおいて、クライアントがカウンセラーやコーチの提案内容に対して質問をし、その答えを論破しようとすることがあります。
この行動は一見、提案内容への反発として映るかもしれません。しかし、別の見方をすると、クライアント自身が既に持っている方法や信念に対して否定されているように感じ、論破することで自己防衛を図っているのかもしれません。

 実際には、クライアントが自身のやり方を持っていても、それを実行に移さない背景には自信の欠如がある場合が多いです。
その自信の無さをクライアント自身が認められず、あるいは受け入れられないために、論破という行動に出るのです。

本当に自信を持っている人は、うまくいかない場面においても解決策を模索し、実行に移します。
そこには「自信がないからできない」という言い訳は存在しません。

カウンセリングやコーチングを受けるクライアントには、自分の「あるべき姿」に向かって真剣に取り組んでほしいと思います。
セッションは論破の場ではなく、自己成長のための時間であることを忘れないでください。

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