親と子

いつからだろう
自分から感情が消え去ったのは

私の幼少期はとにかく親中心だった。
親の都合に振り回され、親が行きたいところに行った。
母親や祖母は私が行きたいと思って連れて行ったんだと思う
でも、私は外出したくない日だってあるし、遊びたくない日だってある。
外出することを渋ると
「置いてくよ」
「なんで言うこと聞けないんだ」
と詰り、それでも動かない私を引きずって外に出そうとした。
嫌で嫌で仕方なくて泣き喚いて
「こっちが泣きたいわ」
と母親は呆れる始末。
しんどかった。
苦しかった。
これは祖母と疎遠になる中学生まで続いた。

わかっているのだ。
母親は幼少期からこういったことをされてことなかったのだろう。
親と楽しく外出したことも数少なかったのだろう。
自分がして欲しかったことを子どもである私にぶつけていたのだ。

今ならきちんと伝えられるだろうか。
嫌なことは嫌と。
伝えたら嫌な顔されたり、泣かれたり、叩かれたり、暴言を言われたりするのかもしれない。

それでも、私は
主張していきたいと思う。

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