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ロンドン駐妻生活を経てエッセイを書きたい

まさか自分が駐妻になるとは。

というほど「海外」「英語」に無縁だった私の、ロンドンでの思い出を中心にエッセイを書きたい。

想像していたより短いロンドン生活で、偉そうに「駐妻」を名乗るなと怒られそう。怒らないでください。

私のロンドン駐妻生活まとめ

1年5か月間、何をしていたかまとめると、英語の語学学校に通い、大学院を受験して、結局留学生向けのDiplomaコースに通った。

大学ですごく真面目に一生懸命勉強した。

ビジネスのコース(MBAに行きたい人が基礎を学ぶような内容)を主専攻にしつつ、選択科目の美術史のクラスでアートにはまって美術館にたくさん通ったり、これまた選択語学の中国語クラスでとんでもなくつらい思いをした。

ひたすら勉強をしたかといわれると、それなりに駐妻友達もできてアフタヌーンティーも楽しんだし、人生で一番旅行もした。

こんなに盛りだくさんの生活は二度とないだろうから思い出を書こうと思う。

ちなみに、駐妻留学ブログなるものを書いたことがある。

私のように英語もできず意識も高くない駐妻でも大学のコースに通うという選択肢があるよ、ということを同じような駐妻に伝えようと。

でも全然読まれなかった!笑

読まれるのは旅行記や美術館の話ばかり。

そんな話を夫にしたら「みなぞうはレアケースなんだよ。」と言われた。

図らずもロンドンで自分探し

「私ってさーー!変わっててーー!」アピールではなく。

ロンドンでの自分の生活を思い返してみると、無計画で行き当たりばったりで色んな事に手を出し一貫性もない。その割にやたらと真面目に精力的に取り組んでいる。

大学に通ったり正社員として働く駐妻は(多くはない印象ではあるものの)他にもいたけれど、渡英前から計画していたり、将来の仕事に活かす目的があったり。とにかく、ちゃんとしている。

よくイメージされる「駐妻な生活」を選んだ子は丁寧な暮らしをしていて、別に英語をむきになって勉強したりしないし、駐妻界での人脈を深めている。

思いつきで大学に行ってみたり、MBAに行くわけでもないのに英語のビジネス資料を必死に読んだりして、私の行動ってレアケースかも。と気づかされる。

たしかに、目的やメリットもなくつらい思いをしているようで珍妙すぎる。

1つのことを極める、1つのコミュニティにどっぷり浸る、って努力がいることだと思う。(自然にストレスなく出来る人は・・うらやましい。)

その努力から逃げているだけじゃん、と言われればそれまでなのだけど。

そして周りから見たら「一体何がしたいの?!」だと思うのだけど。

でも私はロンドンでの生活がとても楽しかった!

深く考えずあれこれ手を出して後悔はしていない。

思いつきで行った大学で確実に英語力は上がったし、アートという趣味も手にいれた。まさに駐妻!な異世界に片足をつっこんだ感じもするし、イギリス人や他の国の友達と出会えて知ったこともたくさんある。

「海外で自分探し」という響きは小ばかにされがちだし、「本当の自分」なんてない、と社会学の授業でも習った。

でも私はロンドンでの行動を振り返って、自分はこういう人間なんだと気づいて認める(開き直る?)ことができてよかったと思っている。

今回は「留学体験を伝えたい!」などと高尚なことは言わず、自分が書き残しておきたいと思ったことを書く。


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