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ロンドン駐妻が趣味で留学するとはどういうことか

私が趣味で留学といっているのは、趣味(例えばお料理とか裁縫とか)のことをさらに学ぶために学校に通うということではない。

趣味で大学に通う、ということ。

素敵な理由がない!

はじめに書いたように、ロンドンで駐妻として過ごした時に大学のコースに通った。

なぜ大学に通ったのかとよく聞かれるものの、「趣味で・・」としか答えられない。

誰もが納得する分かりやすくて素敵な理由は、

日本の大学で○○を学んでさらに極めたいと思ったから。
ずっとやりたかったけど諦めていた○○を学んで転職したい。

あたりでしょうか。文句の言いようがない。

私が大学に通った理由をそれっぽく言ってみる。

英語のレベルをもっと上げたい。でもひたすら「英語を学ぶための授業」を受け続けるのもしんどい。「英語で何かを学ぶ」をしたら勉強の機会にもなるし英語も身に付きそう。

そうなると、「ほほう。じゃあ英語を身につけるために大学に行く、ということね?」「で?英語を身につけてどうしたいの?」と、

こんな意地悪な言い方ではないが、いまいち納得してもらえない。

20代最後だし何か挑戦してみようと思って!

「じゃあ大学に行くっていうのが目的ってこと?」「でもお金かかるよね?就職で役に立つの?」

趣味で大学に行ってもいいじゃないか

納得してもらえなくて当然だ。なぜならそもそも思いつきだからだ!!

前述の2つの理由も嘘ではない。でもあまり納得は得られない。

解消されない周囲の疑問。「お金がかかって、さらには大変そうなのに・・一体なぜ?」

なので、もう「趣味なのです。」ということにしている。

釣りが趣味です、という人に「何でですか?お金かかりそうですけど・・え、まさか魚を仕事に活かすとか・・?メリットとかあるんですか?」とは聞かないだろうから。

私は、趣味で大学に行ってもいいと思う。

「日本の若者は目的もなく大学に入って云々・・」などと言われるが、駐妻留学は違う。なんといっても自分のお金だ。

お金についてはまた別で書くつもりだけれど、もちろん学費は会社員時代に貯めた自分の貯金で払った。

さらにちょっと生意気なことをいうと、大学って基本的にはacademic(学術)な場であって、vocational(職業訓練)ではない・・はず。

○○になりたいから○○のことを勉強・習得する、ももちろん素晴らしいけれど、学びたいから勉強する、もありだと思う。

その学びたいことが具体的で昔から一貫していたら、それももちろん素晴らしい。

でももう少し漠然と「この分野に興味がある」で学んでもいいと思う。

そんな考えで大学に行くという選択をした。

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