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創作大賞2024の期間に感謝を。そして、作品の振り返り

今年も創作大賞が開催されると知った時、「また今年もお祭りが始まるんだ!」と胸が高鳴りました。
それと同時に、創作が当たり前にできる、ということが、当たり前ではない世の中だからこそ、この期間を大切にしたい。
そう思った創作大賞のはじまりでした。

7月でひとまず応募・応援期間を終えた創作大賞2024。

読みに来てくださった皆さま、スキやコメントで応援してくださった皆さま。
感想文を届けてくださったり、Xでシェアをしてご感想を届けてくださった皆さま。
マガジンに追加してくださったり、フォローをしてくださった皆さま。

数多のクリエイターや作品の中から見つけてくださって、本当にありがとうございます!

今年の創作大賞期間は、本当に楽しくて。
けれど、いつも怖さを感じていました。

作品を温かく受け取ってくださることが決して当たり前なことではないと感じる中で、
自分の小説を読んでくださったり、応援の声を届けて頂けることは、
本当に本当に力になります。

誤字や「ここではこの言葉の方がよいのでは」と伝えて頂けたことも、とてもありがたく、
時間的な制約や、何度読み直していても自分では気づけないことがある中で、何度も助けていただきました。

日々、不安や怖さを感じながらも、私が創作大賞2024に参加し、創作をすることができたのは、物語に触れてくださった皆さまがいてくださったからこそ。


中々個別にお礼を申し上げることができずにいるのですが、
お一人お一人のまごころに心から感謝しています……✨



さて、ここからは創作大賞2024の期間に投稿した作品を振り返ってみたいと思います。

(自分自身の記録として、そして、読んでくたさった方に、早く裏話的なことを話したかったのです。)


今年の4月~7月の間に書き上げた作品は、二作品。
無事に物語を完結させて、応募することができました。




「執事はバッドエンドを導かない」約5万字
「春夏秋冬 こまどり通信」約4万字
100日の間、(構想期間を除き)隔日投稿を続けてきました。

(※以下、ネタバレを含みます。)


「執事はバッドエンドを導かない」は、昨年の12月にⅣ章の中盤くらいまで書いていた小説で、中々良い展開が思い浮かばず寝かせていた作品です。

おそらく「書くと不可思議なことが起こる『本』」と聞いて、
某有名漫画作品の某ノートを思い浮かべた方もいるのではないかな、と思うのですが、
この作品の中での「本」の役割が違うものだと示すには、どうやって物語に組み込んでいったらよいのか、ということが筆の進まなかった理由の一つでもありました。

イメージしていたのは、コーチングの際に使用する「夢ノート」(叶ったものとして文章化する。)のようなもの。
他人に感心がなく、どこか孤独が当たり前となっている少年・少女が、感情に気づき始めて未来に目を向けるきっかけを掴む物語、とイメージをしていた中で、そのキーとなるものが当該「本」となれば、と考えていました。

中々、Ⅴ章、特に物語の肝であるⅥ章の方向性を決められずにいたのですが、レイラやセオの心情を(彼らにしつこく)聞いていくと、彼らにとって「創作をすること(『本』に書くということ)」がどんな意味を持つのか打ち明けてくれる瞬間があって。
創作大賞期間の連載中に、ようやく物語の完結までの道筋ができました。

実は、プロットが出来てきたのはよいものの、その段階から生まれ始めたのが、セオに対して「申し訳ない」という気持ちで。
理由についてはここでは述べませんが、何か他の結末を用意することはできなかったのかな、と今でも時々思います。

けれど、Ⅵ章を読んだ上でも、彼のことを好きだと言ってくださる方や、「オイラ」という言葉に心を震わせてくださる方がいて。
そういった言葉を頂くたびに、セオと一緒に本当にありがたいことだなぁ、と毎回感動しています。

作品を完成させられたことはもちろん、こういった意味でもnoteという場所の温かさに、私もセオも(もちろん、カインやレイラも)とても救われていて、今作は思い入れのある作品となりました。

「執事は~」については、まだまだ書けそうですが、
長くなりそうなので、続きはまた後日の記事にしましょう(笑)



二作品目の「春夏秋冬 こまどり通信」は、色鉛筆画を題材にした作品です。

一昨年から習っている色鉛筆画を小説で描きたい! と、お世話になっている色鉛筆画の先生お二人に取材の依頼をしていたのが、昨年末。
それから色々あり、半年ほどの時を経て、ようやくお話を伺い、物語を書き始めることができました。

先生方から色鉛筆画を習っていなければ、そして、快くお話をしてくださる優しい先生方がいてくださらなければ、この作品は書けなかった。

色鉛筆画の技術から、「教えること」についてまで、悪天候にも関わらず予定の時間を越えてお話してくださったお二人の先生には、言葉で言い尽くせないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

色鉛筆画は描き方も特徴も、先生によってかなり違いがあって。
技術や表現法も本当に様々です。
今回の物語で色鉛筆画について紹介できたことは僅かではありますが、その魅力を少しでも誰かに伝えることで先生方への恩返しになっていたらいいな、と思っています。
(色鉛筆画、楽しいですよー✨)

さて、この作品では「起承転結」を「春夏秋冬」で書いてみる、ということに挑戦してみました。
ちどりが叔母・ちーちゃんに抱いていた気持ちに向き合う過程を描くことを軸に人間ドラマを描くことを想定してみたのですが、いかがだったでしょうか……?

個人的には、①物語の中で語り切れていない謎が多くの残ってしまったこと、②「お仕事小説」として「ちどりの仕事への思い・矜持」の部分が描き切れていないこと、③各章の展開が似てしまったこと、などが心残りとしてあります。

時間的にタイトだったことから前作の勢いを保ったまま書くことができた、という側面もあるのですが、
やはり文章を寝かせないと見えてこないことも多いなぁ、と感じることもありました。
(※あくまでも、私の場合です。複数のことを同時に考えることが苦手なのかもしれない。)

暫く作品を寝かせて、また別のエピソードでちどりの仕事観なども書いてみよう、と思案中です☺

こちらの話も長くなってきましたので、また後日。
別の記事にしましょう(笑)
(ただの記録になるかもしれませんが、ご興味ありましたらお付き合いくださいませ🌸)




作品を投稿するだけでなく、誰かに応援されたり、誰かを応援することのできるこの期間は、まるで夢のようでした。
誰かに思いが届いた! 誰かの思いが届いた! 
と感じられる瞬間は、心に創作の炎を生んでくれます。

創作大賞2024を開催してくださったnote社の皆さま、協賛各社の皆さま、
自由な創作の場創作と真剣に向き合う時間を、本当にありがとうございます。

応募・応援期間は終わったけれど、まだまだお祭りは終わりません!
「創作って最高なんだよ!」と伝えられるよう、
noteで活動する一人として、これからも作品や読者の方たちと向き合っていきたいと思います。


長くなりましたが、最後に最高に素敵なこちらのタグを。
豆島 圭さんが考案してくださいました✨


創作大賞2024と皆さまに、感謝の気持ちを込めて🍀

#ありがとう創作大賞


※ヘッダーイラストは、雫とコンパスさんの作品をお借りしました。

※一部内容を変更しました。(8/7)
  大事なタグも間違えていたので直しました。豆島さん、ごめんなさい😭

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