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資格や試験のための勉強方法

久しぶりに恋愛以外の真面目なnoteを。

今回は僕の考える資格や試験に立ち向かうための最も合理的で効果的な勉強法をご紹介します。

といっても、僕は身分を明かさずにTwitterをしているので、自分の成績や立場を明かして「実績のある人」として記事を書くことはできません。

また、勉強方法は人それぞれ合う合わないもありますし、得意な作業や苦手な作業もあると思います。

ですので、僕の記事が全てではありませんし、正解もありません。半信半疑で読んで頂いて構いません。

ただ、僕の中では最も合理的で確立されたものだと思っていますし、それなりの実績や効果も得られたと思っています。
また、ここで書く勉強法は、僕の周りにいる優秀な人たちとも共通していたものです。また、僕自身が先輩や恩師に教えて頂いて得られた勉強法・考え方も含まれています。一部の天才を除いて、デキる人たちはやはり効率的な勉強をしています。

この記事が資格試験や受験勉強に立ち向かう人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

1.普段の勉強と直前期の勉強を分けること


例えば、試験範囲がA〜Eまであって、試験までの期間が5ヶ月あるとしましょう。

勉強が出来ない人はこの5ヶ月の計画を以下のように立てて実行します。

・1ヶ月目
出題範囲Aの勉強(理解・暗記・復習)
・2ヶ月目
出題範囲Bの勉強(理解・暗記・復習)
・3ヶ月目
出題範囲Cの勉強(理解・暗記・復習)
・4ヶ月目
出題範囲Dの勉強(理解・暗記・復習)
・5ヶ月目
出題範囲Eの勉強(理解・暗記・復習)

しかし、5ヶ月目を終える頃には出題範囲Aの内容なんてほとんど残っていません。忘れているはずです。
試験直前に「前にきちんと勉強したから大丈夫」と思って仕上げをしようとしたら「全然覚えてない…」となって焦って徹夜したことがある人は多いのではないでしょうか。
人は忘れる生き物です。このことを前提に勉強の計画を立てるべきです。

また、この計画では、勉強の計画が思い通りにならなかった時に出題範囲Eの勉強をする時間がなくなります。
人って最初は張り切って頑張る生き物です。出題範囲Aは最初の1ヶ月に頑張って頭に入れておかないと二度と時間をとって勉強することはできません。
そうすると妙な完璧主義が発動して、計画が思い通りに進まなくなり、結局、出題範囲Eは出題されないことを祈って試験に臨むことになります。
試験は、出題範囲の前半ほど正答率や理解度が良くなり、後半になればなるほど正答率や理解度が悪くなることが多いです。
これは、出題範囲の前半は多くの人が時間をかけて勉強しているのに対し、出題範囲の後半は多くの人が十分な勉強時間を確保できていないことに起因します。

資格試験や定期試験などの試験勉強は、メリハリなく、ずっと同じ目的・方法で勉強してはいけません。

上記の事態を防ぐには、普段の勉強と直前の勉強を分けてスケジュールを作ることが大切です。

例えば、以下のような計画です。

・1ヶ月目
出題範囲A・Bの勉強
・2ヶ月目
出題範囲C・Dの勉強
・3ヶ月目前半
出題範囲Eの勉強
・3ヶ月目後半
予備期間
・4ヶ月目
出題範囲A〜Eの復習(1周)
・5ヶ月目
出題範囲A〜Eの復習(3周)

この計画を見た方は、「上の計画で5ヶ月かかった勉強を2ヶ月半でやらなければならないじゃないか!結局は勉強時間を2倍にしろってことかよ」「直前期に全範囲を何周も回すなんて無理だろ」と思われるかもしれません。
しかし、勉強時間を2倍にしなくても、この計画は可能です。

ポイントは
1ヶ月目〜3ヶ月目後半までの勉強については暗記も復習もしなくていい
ということです。

1ヶ月目〜3ヶ月目(普段の勉強と呼ぶことにします。)は、とにかく①1度理解すること、②直前期に高速で復習をできるようなツールを用意すること、だけを目的にして行います。

忘れても構いません(どうせ忘れるので。笑)。覚えるのは直前期に何度も反復して復習することで実現できます。

まず①について。
人は1度理解をすると忘れたとしても思い出しやすいという習性を持っています。
同じ本を読むとき、1回目に読むのと2回目に読むのとでは理解度も読むスピードも違いますよね。これは脳が1回はその内容を理解しているからです。
1度きちんと理解をすることで2回目以降に勉強する際に予備知識をもって勉強に臨めるため、復習のスピードが格段に上がります。

次に②について。
どんなに1度理解した内容であっても、出題範囲の全てをもう一度勉強するには時間がかかります。
1回目に3ヶ月かかった勉強と同じ勉強を2回目に1ヶ月でこなすことはできません。

そこで、1回目の勉強をする際には、直前期(4ヶ月目・5ヶ月目)に自分が復習をしやすい道具作りをするわけです。

どんな教科書や教材でも、重要でない箇所、試験では問われることはなさそうな箇所、既に知っている箇所など、毎回毎回読まなくていい箇所ってありますよね(不要箇所と呼びます。)。
それとは逆に、絶対に覚えないといけない箇所、試験でよく問われる箇所、思い出す際にもう一度読むと手助けになりそうな箇所もあると思います(必要箇所と呼びます。)。
普段の勉強では、何らかの形でこの不要箇所と重要箇所を区別し、それが視覚的に分かるようにしておくことが重要です。

必要箇所だけが書かれた暗記ノートや復習ノートを作ってもいいですし、教科書に蛍光ペンで色分けをしてもいいと思います(例えば、必要箇所はピンクで不要箇所をブルーでラインを引くというのでもいいですが、必要箇所のみラインを引くことにして必要箇所の中でも絶対に覚えないといけない箇所、試験でよく問われる箇所、思い出す際にもう一度読むと手助けになりそうな箇所を分けてピンク・ブルー・イエローなどで色分けをする方法もおすすめです。)。

これを行うことで、次回にその範囲を勉強する際には、(覚えていないかもしれないですが)読まなくて良い箇所を読む必要はないですし、覚えるべき箇所だけを効率よく勉強することが可能になります。

そして、①と②の効果が合わさって、直前期(4ヶ月目・5ヶ月目)に復習をする際には、高速で必要な事項だけを復習することが可能になります。暗記に集中できるわけですね。

また、同じ復習をする場合にも、周回をする度に覚えた知識は定着していくので、4ヶ月目には1周しかできなかった復習も5ヶ月目にはさらに高速で周回をすることができるようになっていると思います。

試験直前はどうしても高速で全出題範囲を復習して暗記をする必要があります。だとすれば、それまでの期間は暗記しようとせずに直前期に復習しやすいように準備のための勉強をするべき、というのがここで言いたかったことです。

2.自分に合った復習方法



人には以下の2つのタイプが存在します。

①きちんと理解をしている事項については試験の問題もきちんと処理できる人

②きちんと理解をしている事項でも、試験の問題を処理するのが苦手な人

ただし、一見②と思われる人でも、理解が浅いがために試験問題の本質を汲み取れず試験問題で正解できない人がいます。その人は分かっていると思っていただけで理解をしていなかったということが原因なので①である可能性も疑って下さい。上記の分類はあくまで「正しい理解」を元に試験問題を処理できるかどうかという分類です。

そして、①の人は、基本的にはインプット・暗記中心の勉強をしていれば問題ありません。なぜなら、理解している知識の絶対量が増えれば増えるだけ、問題も処理できるようになるからです。①のタイプの人の点数が悪いのは演習不足ではありません。知識不足です。とにかく理解を深める勉強、知っていることを増やす勉強、覚える勉強をするべきです。

次に②の人は、インプット・暗記の勉強とは別に、知識を使って問題を解く練習をした方がいいです。②の人の点数が悪いのは、知識不足だけでなく演習不足が原因です。演習をする中で理解度を深めたり知識を増やすこともできるため、インプット・暗記は完璧を目指す必要はありません。必ず問題演習の時間を確保しましょう。

①なのか②なのかは、判断がしにくいかもしれません。まずは演習も含めた勉強をして、見極めるのがいいと思います。

3.不安との向き合い方

資格試験や定期試験は、少なからず人生に影響をもたらします。

資格が取れれば、就活で有利になったり、なりたい職業になれる可能性が高くなりますし、収入が増えるかもしれません。定期試験で良い成績が取れれば、大学の推薦がもらえたり学費や奨学金の返済が免除になる可能性もあるでしょう。

だからこそ、試験と闘う方々は「合格できるかな」「失敗したらどうしよう」「もう時間がない、無理だ」などと不安になることもあると思います。

しかし、不安になるということは合格できる可能性があるということです。

棒にも箸にも引っかからない人は「まぁダメだろう」と思っているため、人生に対する不安はあっても「受かるかな、落ちるかな」という不安は感じないはずです。

最後は精神論ですが、「試験は不安になるもの。不安の大きさは可能性の大きさ。」と思って受け入れるようにしましょう。

そして、不安と闘う上で最も重要なのは、「計画を立てること」です。

前記のような1ヶ月単位の計画も必要ですが、これを達成するためにはもう少し細切れの週単位の計画、1日単位の計画、時間単位の計画も必要になってきます。
まずは、大きな勉強計画を立て、次は大きな勉強計画を実現できる小さな計画を立てて下さい。

そして、一度計画を立てたら、ひたすら計画通りに勉強を進めるロボットになりましょう。
最終的に目標を達成できるかどうかは考えません。1日が終わる時に、その日の計画が実現できていたら100点と考え、自分を褒めてあげましょう。

不安になってあれこれ考えてる時間、あなたは一寸たりとま頭が良くなっていませんし、1ミリも合格に近づいていません。
だとすると、自分が立てた計画を信じて計画をこなすことだけが、最終目標の達成に近づける唯一のできることです。「ダメだったら」なんてことはダメだった時に考えればいいんです。

このように考えると少し気持ちが楽になると思います。

4.最後に

以上が僕の考える勉強法です(最後は精神論になってしまいましたが…笑)。
参考になったかどうかはさておき、楽しんでいただけていたら嬉しいです。


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