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文学フリマ大阪12に参加します

文学フリマ大阪12 え-49

9月8日(日) OMMビル(2F A・B・Cホール)
ブース:え-49 でお待ちしています
どうぞよろしくお願いします

新刊2冊と、できればもう1冊を持参します

赧くぬめる涎り蕊

 粗削りですが、ゆるすこと、ゆるされること、22年かけて考えてまだ途中の「ゆるし」についての私見を書きました

 獰猛な雄に嬲られる、官能と恥辱の極致。
 急性期病院での真摯な医療ソーシャルワーク、対人援助職の葛藤。
 実の父親、慕う男、その父親と弟、新大阪駅を基点とした男たちへの性奉仕に溺没しつつもソーシャルワークの矜持とは何かを考える約17万文字。

自他をゆるせない心が、苦しみを生むのです

 僕は一度「出す出すサギ」をしています
 関西コミティア70で「新刊を2冊出す」と言いながら、未完成品しか持参できませんでした
 その後、製本所に依頼し、購入者へ手渡しました(まだひとり渡せていない)

新大阪駅の男たち

 実はまだ入稿していません
 出す出すサギ再びとならないようにしたいです

 新大阪駅を基点に、警備員、フォークリフト作業員、外国人観光客、深夜の酔っぱらい、製薬会社幹部、理学療法士、自動販売機補充員、大型トラック運転手、観光バス運転手、ホームレス、子連れの若パパ、出張リーマン、近隣オフィスリーマン、カフェ店員、バイト先の店長と息子、駅員へひたすら性奉仕する一週間(約8万文字を予定)

とにかくエロしかない

 そして『新大阪駅の男たち』の完成を急ぐべきの中、ひそかに書き進めていた物語があります

白豚の晩餐会(仮)

 拙著『ぬかるむ私利の淫ら口』のスピンオフ
 巨漢医師(白豚)を主人公にして、逞しい青年(倉田大輔)を徹底的に貪り尽す話です

 倉田大輔は隼人の危機と引き換えに、麻酔科医の白豚へその身を捧げる決心をした。男体盛りから始まり、体液(汗、唾液、血液、精漿液)の採取、そして直截的な性行為の強要。逞しく強靭な肉体と精神を持っていた倉田は、尊厳を徹底的に踏みにじられつつ、隼人の安全を願う。だが倉田の目の前で隼人はズタズタに犯され、すべて白豚の手中に堕ちていく……という、白豚の夢のお話

なんだ、夢オチかよ

 白豚の夢オチですが、えろいのが書けてるんじゃないかなあと思っています
※このネタバレは、この地獄のラストを書きたくないという作者なりの思いを伝えたくてしました

汗のサンプル
 倉田大輔の体液は、私にとっての重要度によりある種の階層を形成している。
 最下層には汗が位置する。汗は最も容易に入手でき、日常的に観察できる体液であり、この調査の入口となる。彼の汗の塩味や酸味、そこに含まれる「倉田大輔」独特の臭い。先ほどの男体盛りで、刺身を彼の濡れた腋窩に押しつけて味わったことを思い出す。
(あぁ……っ、早くまた味わいたい……っ!)
 採取方法について思案する。皮膚にパッチ貼付して回収するなど待てない私は、過緊張による発汗状況を意図的に作り出した。
「なあ……。隼人君のまんこは、さぞ名器なんだろうなぁ……僕も味わってみたいよ」
 耳元で囁くと大輔は激怒し、「ええかげんにせぇや白豚!」と吠えた。なんて忠誠心のある犬なのだろう、低い声で牽制しつつも、山田隼人という人質の前にはそれ以上の抵抗は見せない。すぐに脂汗をかいてくれたのでマイクロピペットを用いて皮膚表面から直接採取した。
 威勢のよさは最初だけだった。いざ採取の段となれば、彼は私の行動意図を理解できずに混乱した。疑問が膨らみ、答えが得られない恐怖にしかめた顔すら愛おしい。意図的に発汗を促されたことにも屈辱を感じたようだが、山田隼人をこのような目に遭わせないという決意に至った瞬間の表情は、私を歓喜させる。これくらいで壊れてほしくなどなかったからだ。汗の採取は、私にとって「倉田大輔」へのアクセスの始まりに過ぎない。
 医師としての臨床的興味は確かにある。彼の電解質バランスの評価、ストレスホルモンと乳酸濃度の分析だ。代謝状態や自律神経系の活動、さらには情動反応まで推測できるかもしれない。私は昂揚した。この方法は比較的非侵襲的で物理的苦痛は少ないが、緊張状態における汗の成分は平常時と異なる可能性がある。だから何度も試さなくてはならない。
「あぁ、塩味があるね……。それに大輔の味と思えば……ふふっ」
 彼の汗を単体で舐め、体内に摂取すると不思議な気持ちになった。逞しい彼の一部を自分の中に取り込んだという甘美な体験。血液や精液と比べれば容易に入手できるため、日常的に味の違いを含めた分析を今後もしていきたい。

汗のサンプル、というサンプル

こんな感じで唾液、血液、精液と続きます
たぶんkindleで出せないので、会場限定販売です

今回も友人と出店予定です
どうぞよろしくお願いします

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