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USCPA | #7 REG受験編 ~Road to USCPA~

こんにちは、水瀬です。
全5回にわたってお送りする、私がUSCPAの全4科目に合格するまでの体験記シリーズ、”Road to USCPA”
最終回である第5回は、”REG受験編”を書いていきたいと思います。

第1回:出会いから学習開始まで(準備~単位取得編)
第2回:FAR受験編
第3回:AUD受験編
第4回:BEC受験編
第5回:REG受験編 ← 今回の記事


前回の記事は


この記事の対象者

  • USCPAに興味を持っている方(REG学習中の方)

  • 海外駐在を実現したいと考えている方

  • 何かに挑戦してみたいと考えている方



スケジュール(予定 / 実績)

予定=実績:学習計画3.0

REGの学習は当初の予定通り行うことが出来ました。(総学習期間:1か月

学習計画3.0

私の学習サイクル(REG仕様)

最終科目であるREGを短期間で突破するために私が実践した学習サイクルは下記の通りでした。(【】内の数値は全体を通じた進捗率です)
※FAR-BECについては異なる学習サイクルでした(各記事ご参照)。

  1. 【0-10%】まずはREG 2の教科書にさっと目を通したうえで教室講義動画を視聴する (教室講義倍速視聴×教科書通読)
    ※この時点でMC問題のAランクのみ解く

  2. 【10-35%】REG 2教科書1周を行った後、纏まった時間(休日)を活用して再度教科書の精読+MC問題演習(Aランク)に充てる

  3. 【35-40%】通勤などの移動時間で”耳学”を実施 (教室講義の聴講)

  4. 【40-50%】REG 2のMC2周後、REG 1に着手 (教室講義倍速視聴×教科書通読)
    ※このタイミングでTACに入会 / 直前対策講座テキストを入手

  5. 【50-60%】REG 1教科書1周を行った後、纏まった時間(休日)を活用して再度教科書の精読+MC問題演習(Aランク)に充てる

  6. 【60-70%】MC3周目(REG 1は2週目)+TBS問題の解答精読(解かない)

  7. 試験2週間前模擬試験を受験 (教室受験)

  8. 【70-80%】模擬試験の復習+苦手論点の確認⇒復習

  9. 【80-100%】TAC直前対策講座の視聴・リリース問題(5か年分)

進捗率は上記の通りですが、実際にやってみて、以下のことを感じました。
・REG短期合格のために講義視聴を切り捨てたのは英断
・頑張れば平日5日間でREG 2の教科書・講義を1周できる
・Abitusの教室講義は神
(短くまとまっていてわかりやすい)
・TACの直対講義動画も神(REG 1はこれで十分)
TACの直前対策講座テキストはもっと神(1冊だけで合格出来るレベル)
TBS演習は不要(解説を読んで解法の手順を覚えるイメージでOK)
・直前は各申告Formや税控除の語呂合わせ(Xで検索)をインプット


REG 2

事前の情報収集で”REG 2が合否を左右する”という記事を散見しました。
そこで、いち早く完成度を高めるためにも、REG 2 ⇒ REG 1という順番で学習することにしました。これは正解だったと感じます。

REG 2の学習内容は下記の通りです。

  • 個人

  • パートナーシップ

  • 株式会社

  • その他関連事項(税理士倫理など)


REG 1

REG 1の学習内容は下記の通りです。

  • ビジネス法

  • 消費者契約

  • 不動産

  • 事業組織


TAC教材の活用

REGは最終科目として取り組まれる方が多い科目でもあります。
そして、最終科目までたどり着いた方であれば一度は耳にしたことがあるのが『TACの直前対策講義』です。
REGにおける『TACの直前対策講義』は正直言ってレベルが違います。”神教材”です。
これはAbitusの教材が劣っているというわけではありません。TACの教材が素晴らしすぎるのです。
私自身、費用対効果を考えてこの講座への課金を決めました
この講座の効果は絶大で、体感『1か月の速学効果がある』と思います。
価格は約6万円といい値段ですが、試験1回分の受験料よりは安いので、
・絶対に一発で合格したい方
・学習効率を最大化したい / 学習期間を最小化したい方
には是非受講をお勧めします。

なお、直前対策講義のテキストが有名ですが、個人的には動画講義もREG 1の理解深化に重宝しました。


試験2週間前 ~模擬試験~

模擬試験の結果

試験2週間前に受験した私の模擬試験の結果は以下の通りです。

受験者平均:55.3(MC:29.2 / TBS:26.2)
合格者平均:56.6(MC:29.7 / TBS:26.9)
私の得点:56(MC:29 / TBS:27)

REG 模試結果

復習の徹底・苦手領域の把握

模擬試験の結果、ほぼ合格者平均点であることが判明しました。
この時点である程度REG 2については完成している自負があり、模試の振り返りでもREG 1があまりとれていないことが分かりました。

そこで、残りの期間はREG 2の各申告フォームの要点・細部を復習していくとともに、REG 1で頻出と思われる内容を確実な得点源にすべく教科書の精読を繰り返し行いました。

各申告フォームの要点確認については、(有名な教材ですが)TACの直前対策講座に体系的にまとめられており非常に有用でした。


試験当日

当日の持ち物

当日の持ち物は下記の通りです。

  • パスポート(身分証明に必須)

  • 受験票(印刷済み)

  • iPad(紙の教科書は重いので持ち歩かず)

  • ミネラルウォーター 500ml 1本(休憩時間に飲む用)

  • in ゼリー 2本(開始前・休憩時間に飲む用)

試験時間の使い方

試験時間の使い方ですが、基本的な時間配分だと思います。

・Testlet 1:50分
・Testlet 2:50分
・Testlet 3:35分
~途中退席20分~
・Testlet 4:50分
・Testlet 5:50分

試験開始前に配布される紙に上記予定時間を記載して、気持ちを整理するようにしていました。また、試験開始前、受験用PCに情報を打ち込む前の時間を最大限に活用し、配布された紙にFormの基本事項や税控除の語呂合わせなどを書いておきました。これは非常に効果的でした。

受験後の手ごたえ

試験規則上、出題された問題を共有することは禁じられているので紹介しませんが、夫々のTestletの手ごたえは下記の通りです。

・Testlet 1:90%程度(自信あり)
・Testlet 2:80%程度(難化を感じる)
・Testlet 3:80%程度(自信あり)
・Testlet 4:80%程度(自信あり)
・Testlet 5:85%程度(自信あり)

どのTestletも安定して解くことが出来ました。
『この出来であれば合格は固いな』という手ごたえでした。


結果発表 ~USCPA完走~

前回同様、午前9時あたりにNASBAから試験結果の通知が届きました。(自分で申し込みページから見に行く形式でした。)
結果は『87点』で合格。手ごたえ通りの出来でした。

REG 結果

終わりに

REGの合格通知を受け取ったのは赴任の約1か月前でした。
加速度的に学習効率が向上していき、1科目目のFAR合格に要した時間とAUD~REG合格までに要した時間がほとんど同じ』という結果でした。

REGについて、短期合格者の記事を見た当初は『自分には到底真似出来ない』と思っていましたが、”それまでに積み上げた経験””最後までやり遂げる覚悟”があれば実現可能でした。
とはいえ”この間に2日ほど有給休暇を取得した”のと”平均睡眠時間は3時間”まで追い込んだ極限の状況でした。
仕事との両立を考えると”1.5か月”というのが現実的な最短期間なのかもしれません。

以上が私のUSCPA科目合格までの経験となります。
これらの記事が一人でも多くのUSCPA受験者の参考となれば幸いです。

最後までご覧頂き、有難うございました。それでは。


次回の記事はコチラ

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