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僕の小規模な退職 その105

先日とある荷物が届いた。
実際には自分宛ではなく妻宛の荷物。
なんとも思いもしなかった荷物だ。
まさかこんな事があるなんて。
嬉しい荷物だ。

それは北海道道の駅スタンプラリーの完走賞の景品だった。

昨年、約半年をかけて妻と二人で北海道の道の駅を全て廻った。
全駅制覇してみたいなぁ。
とか思っていたが道の駅を主目的とはせずに、
目的地までの道のりで経由できるところを行ってみよう程度で始めていた。
とは言え全駅制覇も試したい。
行けるところまで行ってみるか。と7月には後志を制覇。
8月の連休で道南を制覇した時には決意が固まった。
もう今年中に全駅制覇してしまおうと。

雪が降ったら実現不可能になってしまう。
11月上旬には冬季閉鎖する峠道などもあるのだ。
9月、10月が勝負。
まとまった連休も無いから週末を利用して旅に出る。
目的は道の駅のスタンプラリーのみ。
行く方面を決めたら最適なルートと宿泊地の選定。
リゾート気分じゃないから格安宿で良い。

安さで選んだ宿が意外に良い宿だった時もある。
床が傾いているのでは?というような宿の時もあった。
よくぞそんな宿にも文句言わず楽しんでくれた。妻よ。ありがとう。

日程も選り好みできない。
物凄い大雨の日もあった。
どしゃぶりで前方の視界が悪い。
慣れない道で怖い思いもした。
日が落ちるのも早い。
街頭の無い道を進まなくてはならない。
まったくの闇だ。
時計を見るとまだ17時過ぎだ。
それなのにこの闇。
あたりの景観など確認できないくらいだ。
一体どういう場所を走っているのだ?
そう思う事がしばしば。

動物たちにもたくさん出会った。
特にキツネと鹿。
鹿には何度も怖い思いをさせられた。
急に飛び出してくるのだ。
ぶつかるかと思うくらいの近距離だ。
相手の鹿も驚いた顔していたな。
お互いケガが無くて良かったな、鹿。

そういう思いでなんとか11月3日に全駅制覇した。
完走すれば表彰状とかステッカーがもらえる。
それだけでも満足していた。

と思ったら完走賞の景品が届いたのだ。
いやぁ、まったく。昨年は頑張って良かった。
その達成感から今年はスタンプラリーに参加していない。
だが、こうやって景品が届くと嬉しいものである(妻宛だが)。

44歳。無職。次はいつチャレンジしよう?


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