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僕の小規模な退職 その68

スマートフォンを使用し始めて10年以上。
かれこれ14年くらいになるのじゃないだろうか。
それでも未だにフリック入力が出来ない。
今まで何度も試みようとしている。
なのだが、どうしても定着しない。

どちらにスライドしたら目的の文字になるのかすぐに忘れてしまう。
あれこれ試している内にめんどくさくなってしまうのだ。
そして、ガラケー時に慣れ親しんだ方法を使ってしまう。
ボタンを連続して押して目的の文字を選ぶ方式だ。
何回押せば何の文字に辿り着くか理解しているからだ。
この方法に不便さを感じていないからフリック入力が頭に入らないのかもしれない。
でもフリック入力の方が早いというのも理解している。
スマホの文字入力に速さを求めていない自分がいるのかもしれない。
なので従来通りやり方。
何度もクリックして目的の文字を選ぶ入力方法をいまだに使っている。

この方法の名称は何というのだろう。
名称などあるのだろうか。
使い始めた時には名称など無かった気がする。
フリック入力は登場時から「フリック入力」と言われていた気がする。
でもフリック入力以前はこの方法しかなかった(と思う)
という事は、そもそも名称など無いのでなかろうか。

気になったので調べてみた。
まさか名称があるとは知らなかった。
どうやら「トグル入力」と呼ぶらしい。
この「トグル入力」。
登場時から「トグル入力」だったのだろうか。
それとも「フリック入力」登場時に名付けられたのだろうか。

そもそも「ガラケー」という言葉も以前は無かった。
そもそも「ガラケー」なんて呼んでいなかった。
「ケータイ」もしくは「携帯」と呼んでいたはずだ。
「スマホ」の登場後に名称が変わった(と思う)
当の「ケータイ」こと「ガラケー」はどう感じているのだろう。
ずっと「ケータイ」って呼ばれていたのに。
ニューカマーの登場で急に呼ばれ方が変わったのだ。

すでに「ケータイ」も「トグル入力」も古いものになってしまった。
彼らの全盛期は2000年頃から2010年頃までの10年間くらいだろう。
2010年頃からスマートフォンが普及し始めた。
もう10年以上経っている。
このままスマートフォン時代が続くのか。
それとも新しいニューカマーが登場するのか。
その時には「スマホ」も名称が変わってしまうのか。
その時にならなければ分からない。
来るべき時が来ればわかるだろう。

自分もそうだ。
「推定無職」を2か月間過ごしている。
このあと、どう名称が変わるのか。
どのように肩書が変わるのか。
その時にならなければ分からない。
来るべき時が来ればわかるだろう。

44歳。推定無職。来るべき時が来れば。


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