見出し画像

【短歌&小さな物語】「緑豆湯」

詰められた
緑の豆の
蜜よりも
甘い言葉を
吸わせてよ今

「緑豆湯」#今日の短歌(十一)

「カルピスは初恋の味」という、昔の有名なキャッチコピーがある。

昔ってどのくらい前なのかと、カルピスのホームページを見てみたら、なんと今から100年以上も前――1920年(大正九年)の新聞広告なのだそう……。

そこでわたしも――というのは、文のつながりとしてかなりおかしいけれど、台湾の「緑豆湯リゥ・トウ・タン」のキャッチコピー短歌を勝手に作ってみた。

少し解説を加えると、華語(中国語)の「タン」は「スープ」の意味。「緑豆リゥ・トウ」の甘いスープというわけ。

缶の中に「緑豆リゥ・トウ」がかなりぎっしり詰まっているので、スープと言っても、かなりどろっとした感じ。

緑色の、濃厚なお汁粉ドリンクを想像してもらえば、あたらずといえども遠からずといったところ。

――この味を、恋にたとえたらどうだろう?

甘くて酸っぱい初恋の味ではなく……

そう、もっと大人の、ちょっと重い恋の味かな……

って、あたしゃ知らないけどさ!(いきなりちびまる子)

缶入り「緑豆湯」は、こちら。↓↓

紅薏仁【有機】綠豆湯(低糖)

「有機緑豆」且つ「低糖」のブランドを選んで、これでも健康に配慮しているつもりのわたし。(だったらスイーツ食べるのやめたら、という案は却下)


※今回のイラストは、しおむすびさんの素敵な作品を使用させていただきました。唇だけのところがかえって艶めかしく、大人の雰囲気ですね。

※このイラストのある、しおむすびさんの記事はこちらです。↓↓

しおむすびさん、ありがとうございます!


前の一首:「甘噛み」 / 次の一首:「疲労」

この記事が参加している募集

今日の短歌