一歩も積もれば、自信になる
できることを積み重ねること。これが自信になる。
何をいまさら、かもしれないが、実感したのは最近だ。
雨の日にリワークに行けたこと。
月曜日にリワークに行けたこと。
1時間早めてリワークに行けたこと。
集中力が20分伸びたこと。
そんな日常の些細な事がわたしの自信を作っている。
休職していると自信がひとつずつなくなる。
できていたことが、できなくなるからだ。
決まった時間に起き上がれない。
お風呂に入るだけでどっと疲れる。
外出は1時間ともたない。
友達との予定をドタキャンする。
健康なときは「当たり前」のようにできていたことが
突然できなくなってしまうのだ。
それは自信をなくすには十分なことで、じわじわと何かが削り取られてしまう。
「生きる」には少しの自信がきっと必要で、それは大層なものではない。
仕事ができるとか、挑戦心があるとか、打たれ強いとか、そういうことではなく、「衣食住を健康に実行する自信」だ。
食べるとか、着替えるとか、お風呂に入るとか。
人間が生きていく上での自分の当然を当然にこなせることが大事で
これがなくなると、生きることへのモチベーションがなくなってしまう。
できることがなくなることは、結構怖いことなのだ。
朝ごはんが食べられるようになった。
1日のうち、少しでも体を起こしていられるようになった。
お風呂に入れた。歯を磨けた。
そんな些細なことの積み重ねがわたしたちを実は強くしてくれている。
わたしのステータスとして、ようやく「生きる」ことへの自信はついたところ。
次は「社会復帰」への自信をつけ始める段階だ。
社会復帰するために自分が当然のようにしたいことを当然のようにできるように。
自分ひとりでは難しいからリワークという福祉サービスを活用しながら自信をつけていく。
これで大丈夫と思えるように、すごく小さな1歩に見えても積み重ねたら大きな一歩になって、ゆくゆくは「自信」に化ける。
小さな「自信」をいくつも集めて、わたしはこれからも生きてゆく。
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