満月発売予定

「もう勇者しない」はmoonのCMのキャッチコピーだったのか。
当時見たはずなのに内容を覚えていない。
「発売日が満月」だったからだ。

↓これがCM。

へたしたらゲーム内容よりも鮮明に覚えてる「満月発売予定」の一文。
えっさっきのCM,発売日書いてなかった? なんてゲームだった?
と、二度見しようにも流れ終わったあとだった。

外を歩いていて、月がきれいだなと思って
「そういえば満月出てるからあのゲームも出てるな」とお店に入って買った、そんなひとが、ひとりでもいたらいい。

今調べたら、発売日を告知しているバージョンもあった。
さすがに
「店長!今夜、月がきれいなのであのゲームを店頭に並べましょう」
みたいなことはなかったようだ。

そんなことができたら、発売の仕方からして当時のRPGへの批判になる。
大作RPGが発売される前夜から行列ができて、その日だけテレビがゲームを取り扱って、学校学校を休んで熱中するようなやつがいることに対して
「それ、ほんとうに豊かな体験ですか?」
と問いかけているようだ。


実はニンテンドーダイレクト配信日だというのに、いちばん気になったのは
PS4「メディーバル」リマスター版が予約開始したことだったりする。

こういうやつがいるんだってさ。やったことない。
メディーバルは海外では初代プレステを代表するヒット作のひとつで、ソニーのオールスターが集まるゲームで、パラッパやクレイトスらと共演していた。

いかにも日本受けしなさそうな「昔の洋ゲー」オーラ全開で、どんな殴られかたしたらその頭蓋骨の形になるのか聞いてみたいような外見だけど、これがまさかニンダイ配信日に予約開始。

メディーバル。王道アクションゲームっぽいのに。
どっちかといえばmoonこそ、カルト的ひねくれ者ゲームのはずなのに。
ニンダイの日に自分だけこいつを話題にすると、なんだか素直じゃないやつみたいだ。

読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。